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岡山の高校生から全国の高校生へ「きびだんごのお中元」 SNSで食レポ発信

(左から)「#おかやまJKnote」の代表・小林ちえりと柿本伊織さん

(左から)「#おかやまJKnote」の代表・小林ちえりと柿本伊織さん

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 高校生有志「#おかやまJKnote(ジェイケイノート)」は現在、「全国高校生お中元プロジェクト」を展開している。

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 同団体は、岡山県内14校の高校生・男女22人が、学校の枠を超えて自分たちのやりたいことと社会のニーズを結びつけ、地域貢献活動などを行っている。

 同プロジェクトは、参加する全国の高校生同士が、地元のお薦め商品を詰め合わせてお中元として贈る。受け取った高校生は、商品の感想や食レポをツイッターやインスタグラムなどSNSで発信するというもの。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、活動ができない状況が続く中、全国の高校生をオンラインでつなぎ、新しい取り組みができないかなどを考える「高校生オンライン会議」を4月にスタートした。参加団体は、飛騨ジモト大学(岐阜県高山市)や富士宮高校会議所(静岡県富士宮市)、兵庫県立尼崎高校、Nジオチャレンジ(愛媛県野村町)など7団体。

 高校3年生の柿本伊織さんは「全国の高校生と話していると、各地のおいしいものを食べたいと思うようになった。きびだんごのことは知っているけど食べたことがない高校生も多いことが分かった。お互いの商品を紹介し合える企画をしたい」と提案し、同プロジェクトがスタートした。

 岡山のテーマは、「きびだんご」。塩チョコきびだんごなどを販売する「中山昇陽堂」(岡山市北区大供表町)や、生きびだんごを販売する「山脇山月堂」(岡山市中区桑野)のきびだんごの詰め合わせ約3,000円相当をパックにした。きびだんごの手作り説明文などを同封した。

 同団体の代表の高校2年生・小林ちえりさんは「新型コロナウイルスの影響でお土産も打撃を受けている。全国の高校生に知ってもらい、感想をフィードバックできれば岡山の企業にも喜んでもらえるはず」と話す。

 岡山には、岐阜から「桃太郎トマト」、静岡からは「コケモモの菓子」、愛媛からは「海の幸・山の地幸セット」が届く予定。同団体では、全国の高校生の発信をレポートにまとめ協力企業に対してお返しをする予定。

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