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岡山・倉敷出身アーティストの鍵盤ハーモニカ・新アルバム「0(わっか)」

鍵盤ハーモニカ奏者・妹尾美穂さん

鍵盤ハーモニカ奏者・妹尾美穂さん

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 岡山県倉敷出身の鍵盤ハーモニカ奏者・妹尾美穂さんのアルバム「0(わっか)」が販売を開始して、1カ月がたった。

鍵盤ハーモニカ奏者・妹尾美穂さんのアルバム「0(わっか)」のジャケット

 鍵盤ハーモニカのオリジナル曲だけを収録した同作品は、7月2日に発売された。これまでピアニストとして2枚の作品と、CD「先生のための鍵盤ハーモニカ」を発売している。小学校の音楽教師の経験のある妹尾さんは、子どもが初めて触れる楽器となる可能性のある鍵盤ハーモニカを、かっこ悪いや苦手などの印象ではなく、楽しいものにしたという思いから活動を続けている。

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 鍵盤ハーモニカの作品を作るため、昨秋に倉敷出身のピアニスト・阿部篤志さんにオファーした。今年1月ごろからリハーサルをし、新型コロナウイルス感染拡大によりライブ活動の中止となった3月、阿部さんのプロデュースでレコーディングをした。

 妹尾さんは「同じ倉敷出身の阿部さんと一緒に作れてとてもうれしい。鍵盤ハーモニカは、ピアノと違い呼吸で音を自在に伸ばすことができる。管楽器と同じように息継ぎをするタイミングがあることで、表情や抑揚が生まれる」と話す。

 アルバムタイトルの「0(わっか)」は、生命の誕生や地球、循環などをテーマに、「0(ゼロ)」や再スタートなどをイメージして付けた。今回、初の紙ジャケットを採用し、イラストレーターのナカガワ暢(のん)さんが手掛けている。曲を聴いてイメージをイラストにしてもらったという。

 1曲目の「end roll(エンドロール)」は、人生最後に見る風景を思い浮かべながら作ったという。4曲目の「くもりのち晴れ」は、地元ラジオ局の天気予報のBGMに使われている。「頭がぐるぐるするような超絶な曲もあれば、おなかの中にいたときの曲もある。岡山弁で『とてもすごい』を表す『ボッケーノ』は、岡山をリスペクトしながらもラップも登場する破壊的な曲。いろんなシーンが見える作品になっている」とも。

 音楽を聞くだけでなく演奏してもらうために、収録曲の「Evening Golw」「いまここ」「くもりのち晴れ」「こんぺいとうと紙吹雪」「紀元前」の5曲はピアノ譜・鍵盤ハーモニカ譜も販売をしている。2018(平成30)年には、ヤマハ「大人のピアニカ」(1万3,000円)の開発にも携わっている。ブラックとブラウンの2色あり、通常より5鍵多い37鍵。まろやかな音色が出るように工夫されている。