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クレド岡山に「うのまち珈琲店」 インスタ映えするパフェは、ウェブで購入

「うのまち珈琲店」の小田墾さん

「うのまち珈琲店」の小田墾さん

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 ブックカフェ「うのまち珈琲店」がクレド岡山(岡山市北区中山下1)にオープンして1カ月がたった。

ブックカフェ「うのまち珈琲店」の「クリームブリュレの季節のパフェ」

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 2017(平成29)年4月に玉野ショッピングモール「メルカ」の玉野市立図書館の隣に1号店、2018(平成30)年12月に奈良県橿原市にある重要伝統的建造物群保存地区・今井町の古民家を改装した2号店をオープンした。3店目となる同店は、同館5階から移転した紀伊國屋書店の隣に7月3日にオープンした。

 店内は、大きな窓と約1000冊の書籍、ソファ・テーブル・カウンターなど通常100席以上取れる空間に約60席を用意。本は写真集や装丁のきれいなものを選んでいる。テーブルには15センチほどのしおりを用意。店内の本に挟んで帰ることができる。しおりには、名前・ツイッターやインスタグラムなどのSNSアカウントを記入できる場所があり、同じ本を手にした人とつながれるコミュニケーションツールとしている。

 「クリームブリュレの季節のパフェ」(ドリンクセットで2,000円)は、ウェブページでチケット購入をして注文。店頭では注文できない。現在はグリーンキウイのパフェを提供している。パフェは、上からマスカット、クリームブリュレ、ホイップクリームとグリーンキウイ、ミルクプリン、グラノーラ、バニラアイス、白桃とバジルのソルベ。キウイの断面が特徴。他店舗ではゴールデンキウイを使い、12月~6月はイチゴのパフェを提供している。

 メニューは、うのまちクリームソーダ(637円)は、青・赤・さくら・すみれの4色。ウェブページでは「クリームソーダトートバッグ」(5,000円)を販売。来店時に同バッグを持参した人にはクリームソーダを半額にするほか、ロゴマークのカモメのスタンプを押す。

 店舗入り口横には、ギャラリースペースを設ける。画家・神宝麻衣さんの「クリームソーダ」などモノトーン作品7点を展示。店主の小田墾(つとむ)さんは「玉野の店にも絵を描いてもらった。作家の表現の場にとして、美術館のような空間にした」と話す。今後、県庁通り・郵便局前の交差点に面する場所に、8メートルの黒板アートを神宝さんが手掛ける予定。

 小田さんは「インスタ映えする見た目だけを提供したいわけではない。心地よい空間、おいしい料理はもちろん、ウェブページからしか買えないパフェ、5,000円もするトートバッグなど『誰にでもどうぞ』と提供しない価値を作っていく。価値を共有できるコミュニティーが生まれるための挑戦を今後もしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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