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岡山の大学生がオンラインでボランティア交流会 学生たちのつながりつくる

左から「大学ボランティアサークル交流会」の企画・運営する手塚春奈さんと田中朱音さん

左から「大学ボランティアサークル交流会」の企画・運営する手塚春奈さんと田中朱音さん

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 「大学ボランティアサークル交流会」が8月22日、オンラインで行われる。主催は、NPO法人岡山NPOセンター(岡山市北区表町1)。

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 ボランティア活動を行う大学生や、NPO・NGOなどの団体に興味がある大学生を対象とした、互いの活動を知り交流するイベント。高知大学2年生の安藤千夏と岡山大学3年生の佐野祐介さんをゲストにフリップトークを行う。

 安藤さんは岡山県出身で、「岡山高校生ボランティアアワード」に出場した経験もある。現在は、高知県伊野町神谷地区で、地域づくりの活動に取り組んでいる。佐野さんは、国際協力学生団体「Going(ゴーイング)」としてネパールの小学校「シュリー・クリシュナ・セカンダリー・スクール」の図書館建設を支援したことや、タイのゲストハウスでインターンをしたこともある。

 当日、司会を務めるのは、ノートルダム清心女子大学4年生の手塚春奈さんと岡山大学3年生の田中朱音さん。イベントの企画から関わってきた。手塚さんは、大学で地域福祉を専攻している。倉敷市社会福祉協議会に実習に行ったり、平成30年7月豪雨で被害を受けた倉敷市真備町に子どもたちに勉強を教えたり、工作のワークショップに参加した経験がある。

 手塚さんは「ボランティア活動は、誰かのためになるだけでなく、大学で学んだことの実践の場にもなる。ボランティア活動の参加者は、活動的な人が多く、刺激をもらえる。同イベントは、ボランティア活動をする人が体験の共有し、つながりを作る場にしたい」と話す。

 田中さんは、岡山大学のボランティア団体「環境部ECOLO」の部長を務めている。大学キャンパスや岡山駅前でのごみ拾い活動や、大学卒業で不要になった家具や家電を、新1年生に安価に譲る「家電のリサイクル市」を行っている。田中さんが高校3年生の頃、同団体と出会った。「まだ使えるものを必要な人に届ける」取り組みに感銘を受け、自ら活動をするようになったという。

 田中さんは「ボランティア活動をする団体はたくさんあるが、お互いの活動を知らない。情報を共有して、他団体の活動に参加するきっかけや、新たな企画のアイデアとなってほしい。同イベントが、他大学とのつながり作りや、各団体の活性化にも期待している」と話す。

 開催時間は14時~16時。参加無料。

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