フォトグラファー松本紀子さんの写真展「かぞくのじかん」が現在、岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」(岡山市北区表町3)で開かれている。
同展は、「さんかく岡山」の連続イベント「かぞくってなんだろう」の第3弾として行われた。2020年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ホームステイ期間中に家族のあり方を見つめ直すきっかけとなった。12月6日に開催された「セルフィーでちょっとステキに撮るうちの家族2020」に参加した6組の家族の写真などを展示する。
参加した家族は、母と娘、父と息子、親子3人、祖母を含めた3世代などさまざまで、一眼レフカメラを持参した人もいれば、スマートフォンで撮影した人もいた。簡単な写真の上手な撮り方講座の後、深柢(しんてい)ガーデンで撮影を行った。
フォトグラファーの松本紀子さんは「家族同士で撮ると、警戒心がなくいい表情が撮れる。ブレやピンぼけがあっても、笑顔に勝るものはない」と話す。
展示は、6組を松本さんが撮影した写真6点、これまでに松本さんが撮影してきた家族写真を9点、マタニティーフォト6点。
2020年9月25日にマタニティーフォトを撮るためにスタジオを開設した松本さん。「家族の写真は、子どもの成長や時代だけでなく、家族のあり方も鮮やかに残すことができる。幼い頃の写真を母親がまめに残してくれていたので、何度も当時を思い出すことができた。今は私が、小学校1年生・3年生の息子の写真を撮り続けている」と話す。
開催時間は9時30分~20時。火曜定休。1月11日まで。