買う

岡山で「瀬戸内デニムピクニックシート」第2弾 瀬戸内海の風景を商品名に

「瀬戸内かわいい部」共同代表の梅﨑泰佳さん(左上)、梶原麻美子さん(右上)、南裕子さん(左下)、鈴木ヘレンさん(右下)

「瀬戸内かわいい部」共同代表の梅﨑泰佳さん(左上)、梶原麻美子さん(右上)、南裕子さん(左下)、鈴木ヘレンさん(右下)

  • 147

  •  

 情報発信など行うコミュニティー「瀬戸内かわいい部」が4月20日、「瀬戸内デニムピクニックシート」の販売を始めた。

購入特典のステッカーを手にするメンバー

[広告]

 同団体は2018(平成30)年8月、3人で発足した。代表の梅崎泰佳さんが「平成30年7月豪雨」で風評被害を受けた倉敷美観地区を活気付けようと、飲食店や雑貨店の動画を発信したことをきっかけに「かわいい」という視点で、瀬戸内の風景や飲食店の紹介をSNSで始めた。これまでに倉敷美観地区や尾道のカフェ・雑貨店を巡り、写真を撮影するフォトウオークイベントなどを開いてきた。現在のメンバーは、居住地・職業・年齢などの違う11人となった。

 瀬戸内デニムピクニックシートは2019(平成31)年3月、「せとかわデニムプロジェクト」としてデニム商品を製作・販売する「EVERY DENIM(エブリデニム)」と共同でスタートした。B反と呼ばれる傷や染色不良がある生地を使い、ピクニックシートを発案。生地は「篠原テキスタイル」(広島県福山市)が提供し、約1年をかけて全10種を製造した。

 昨年予定していたマルシェでの販売やピクニックシートを使った屋外イベントは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止となり、オンラインで販売した。プロジェクトリーダーの南裕子さんは「プロジェクトを通して多くの人とつながりができた。今後もこのつながりを大切にしたいと思いシーズン2を企画した」と話す。

 今年1月、「せとかわデニムプロジェクト シーズン2」をスタートし、7種類全88本のピクニックシートを製作した。「晴天の海」「かすみの空」など生地の色や風合いを、時刻や天候、季節によって変化する瀬戸内海の景色に見立てた商品名を付けた。使用するデニムは、青色だけでなくグレーやベージュ、ストライプ柄の珍しい生地もある。サイズは、縦150センチ・横90センチと縦・横各150センチの2種を用意した。B反を使っているため、それぞれの商品の製作数は異なる。

 2020年にエブリデニムからブランド名を変更した「ITONAMI(イトナミ)」が運営する宿泊施設「float(フロート)」(倉敷市児島唐琴町)から撮影した風景をタグにプリント。購入時には、同風景写真をあしらったステッカーも進呈している。商品は同コミュニティーのオンラインストアでも販売する。

 購入者が出掛けた場所、同商品を使った楽しみ方などを収めた冊子を作る予定。「#瀬戸内デニムピクニック」を付けてSNSに投稿された写真やエピソードの中から同冊子に掲載する。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース