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「レトルトカレーで多国籍交流を」 岡山で多文化共生目指す団体

(左から)「ダフェプロジェクト」の江見優子さんとインドダイニングカフェ「マター」のスタッフ

(左から)「ダフェプロジェクト」の江見優子さんとインドダイニングカフェ「マター」のスタッフ

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 岡山でネパールとの民間交流に取り組む「ダフェプロジェクト」(岡山市北区下石井)が現在、「カレーらぼ」プロジェクトを進めている。

インドダイニングカフェ「マター」のカレー

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 ダフェプロジェクトは、岡山市の国際交流関連施設に勤めていた江見優子さんが2014(平成28)年に設立。活動開始は設立より早く2009(平成21)年。岡山県内に400人以上いるネパール人の暮らしの相談やネパールでの文化や暮らしを伝える出前事業などを行うことで、多文化共生への理解を広げようと活動する。

 同プロジェクトは、日常的に国籍にかかわらず集まれる場所を作ることを目指す。カレーらぼは、江見さんと活動を共にするネパールソサエティ岡山の代表で、インドダイニングカフェ「マター」(北区下中野)を6店舗経営するアチャリヤ・プレム・プラサドさんが提案。プロジェクトとしてレトルトカレーを作るラボを設置する。

 レトルトカレーの種類は、バターチキンカレー、キーマカレー、ザグカレーを予定。タマネギやニンジンなどの食材に地元産を使うオリジナルカレーを作る。パッケージは岡山在住のイラストレーター高原泉さんに依頼した。

 江見さんは「ネパールだけでなく、ベトナム・中国・韓国・ブラジルなど日本に住むどこの国籍の人でも集まれる場所としたい。カレーをきっかけにして、お年寄り、子ども、ハンデキャップのある人などとも交流したい。『当たり前』がそれぞれ違う人と接することで自分の当たり前を取り外してもらえれば、より自由な空間や時間となるはず」と話す。

 現在、クラウドファンディングサイトで「カレーらぼ」プロジェクトの資金を集めている。来年1月19日まで。

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