2023年初の「NEO西奉還町商店街メタバース化計画」が現在、西奉還町商店街で開かれている。主催は協同組合西奉還町商店会。
同プロジェクトは、ゲストハウス「KAMP(キャンプ)」(岡山市北区奉還町3)の運営などを手がける「KAMP」が昨年7月にスタートした。スマートフォンの専用アプリ「STYLY(スタイリー)」を使うと、画面上にアーティストの作品が浮かび上がる。NFTコミュニティー「NINJA DAO」や、岡山でデジタルと現実を農業でつなげるNFT米農家の「HiKARi AGRi」さんなど「SWARM label」の作品とコラボしてきた。
今回は、西奉還町商店街の15カ所にあるQRコードを専用アプリで読み込むと「SWARM」レーベルのアーティストが制作した作品が動き出す。熊手やダルマなど正月らしい作品もある。
展示場所は、西奉還町商店街の入り口、ゲストハウス「KAMP」、学校でも塾でもない教育施設「SGSG」、レコード店「MEDEL MUSIC」、グラフィックデザイン事務所「示(しめし)」、ジュエリー・メガネ・時計の専門店「ナカダヤ」、居酒屋「ほうかん町みつの」、フルーツジュース専門店「more fruits」、「岸本自転車店」、和菓子店「出水松月堂」、喫茶店「エトワール」、オーダー刺しゅう店「One Scene」、ハンバーガー店「テンズ」の13カ所。このほかシークレットQRコードが2カ所にある。
同プロジェクトが始まったことにより、同メタバース空間に住んでいるとされるキャラクター「ねふぉん」が自発的に生まれ、「GALAXY POP CREW(ギャラクシーポップクルー)」が描いた奉還町のNFTアートは1月7日に落札された。
協同組合西奉還町商店街理事も務めるキャンプの北島琢也社長は「プロジェクトではいずれ奉還町を中心としたメタバース空間を作っていく。まだ見ぬ新しい世界に興味を持つコミュニティーを育てるフェーズ。提供するだけではなく、キャラクターやアート、つながりが自発的にあらゆるところから生まれてくる。コミュニティーが重要なことは、リアルな世界でも同じ。まずは西奉還町に訪れて、ARで楽しんでほしい」と話す。
AR作品をスマートフォンで撮影し、自身のツイッターアカウントにハッシュタグ「#NeoHoukan」「#西奉還町」を付けて投稿すると、和菓子セットや岡山県産フルーツ詰め合わせのほか、熊手NFTなどが抽選で当たる。
1月29日まで。