ドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」の上映会が2月12日、岡山県天神山文化プラザ(岡山市北区天神町)で開かれる。
同作品は、2003(平成15)年に川崎市に開設した子どものための遊び場「川崎市子ども夢パーク(通称「ゆめパ」)」の乳幼児から高校生までを映し出した作品。
同施設は、2000(平成12)年に制定された「川崎市子どもの権利に関する条例」の下、工場だった約1万平方メートルの敷地に、ログハウスやたき火場、音楽スタジオ、図書室、創作スペースなどを設けている。利用は無料で、子どもたちが運営会議を開くなど、子どもの権利を尊重している。
映画の中では、まきにマッチで火をつける少年、のこぎりとかんなで木を加工する少女、昆虫や動植物を観察する子どもなど、与えられるのではなく自分で考えやってみる子どもたちの姿を描き出す。同施設所長の西野博之さんのコメントや、不登校の子どもが学校に対する思いを話す場面もある。
同上映会・実行委員の武蔵圭佑さんは「遊具がなくても、自分で考え遊ぶ姿から子どもの生きる力を感じられる映画。子育ての悩みを持つ親にも見てほしい」と話す。
上映開始は10時と14時。入場料は、大人=1,500円、中高生=800円、小学生以下無料。重江良樹監督のアフタートークも予定する。