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岡山出身のゲームアイドルキャラクター「藤原肇」、2度目の備前焼小町に

(左から)企画した備前焼作家の妻、藤田恵さんと木村敦子さん

(左から)企画した備前焼作家の妻、藤田恵さんと木村敦子さん

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 ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のキャラクター「藤原肇」が2月15日、備前焼の魅力や情報を伝える「備前焼小町」に再び就任した。

ソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」のキャラクター「藤原肇」の等身大パネルと(左から)備前焼小町の上田彩乃さん難波歩由未さん、髙見柚月さん

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 同ゲームは携帯端末専用のソーシャルゲームで、バンダイナムコエンターテインメント(東京港区)が2011(平成23)年から提供している。プレーヤーはアイドルのプロデューサーとなり、190人以上いるキャラクターからトップアイドルを育てる。

 当日は、第36代備前焼小町の髙見柚月さん、第35代備前焼小町の上田彩乃さん、難波歩由未さんらと共に等身大パネルの除幕式がJR伊部駅・情報センターで行われた。藤原肇が備前焼小町に就任するのは2021年に続き、2度目。藤原肇や同ゲームファンなど約80人が訪れた。

 藤原肇は2012(平成24)年に登場したキャラクターで、陶芸家の祖父を持つ岡山出身の16歳。備前焼作家の妻、木村敦子さんと藤田恵さんが同ゲームのファンであったことから、ファン向けの企画を行ってきた。2019(平成31)年から、「肇参り」と題して「天津神社」を巡るまち歩きツアーをこれまで20回行い、全国から延べ約160人のファンが参加したという。2021年に企画した藤原肇のサインの入った備前焼の湯飲みは約3分で完売した。

 今回は、JR伊部駅1階「観光情報センター」で等身大パネルの展示とオリジナルグッズの販売、「備前焼伝統産業会館」で限定名刺の配布を行うほか、JR岡山駅新幹線コンコース内「ええもんミュージアム」でコラボ作品やグッズを展示する。

 藤田さんは「藤原肇ファンが備前焼の販売店や飲食店などを訪れ、楽しんでくれるとうれしい。SNSで何度も発信してくれて、備前の魅力を多くの人に届けてくれる」と話す。

 備前焼陶友会副理事の山本竜一さんは「昨年は3年ぶりの備前焼まつりだったが、藤原肇効果もあり、多く人が訪れてくれた。地元の人からも、街を歩く若者の姿が増えたとことへの驚きと喜びの声を聞く。備前焼を手に取ってもらい、肌で感じてもらい、日常使いできるお気に入りの器に出合えることを願っている」と話す。

 就任期間は3月15日まで。

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