「未来創造会議2023」が4月8日、「能楽堂ホールtenjin9(テンジンナイン)」(岡山市北区天神町)で開かれる。主催は吉備高原オープンイノベーション協会(KOIA)。
同協会は昨年、長野県茅野市、石川県加賀市と共にデジタル田園健康特区にしてされた吉備中央町・吉備高原を起点にして組織を超えた連携を図り、イノベーションヒルズ構想の推進、スタートアップの支援などを行う民間の団体として2021年に設立された。
1部は、日本の観光について議論する「瀬戸内デザイン会議」を主催する原研哉さん、京都大学経営管理大学院特別教授の御立尚資(みたち・たかし)さんが「瀬戸内海の可能性」についてパネルディスカッションを行う。モデレーターは、資生堂UK社長などの経験のある中国学園大学副学長の杉山慎策さんが務める。
続く2部は、Jリーグサッカー・鹿島アントラーズの運営にも携わるメルカリ会長の小泉文明さん、2014(平成26)に財団を設立し前橋市を中心とする群馬県の文化・芸術の振興、起業支援を行うジンズホールディングスCEOの田中仁さん、岡山芸術交流の開催やクロワッサン店、フィットネス店などの経営、起業家支援を行うイシカワホールディングス社長の石川康晴さんが登壇し、「起業家の地方創生」をテーマにパネルディスカッションを行う。モデレーターは、帝人ナカシマメディカル副社長の小林貴史さんが務める。
運営スタッフの井上ゆき美さんは「瀬戸内エリアの歴史を解釈し直し、600以上ある瀬戸内海の島々など資源を活用した岡山の新たな価値を作るのが目的。机上の空論とならず実現可能なビジネスとして、次世代リーダーが生まれる刺激となるようなイベントにしたい」と話す。
開催時間は13時~18時。入場無料。