暮らす・働く

備前エリアでクリエーター交流会 備前焼作家・カメラマン・農家ら参加

「備前クリエイティブファーム」主宰の南裕子さん(右)と吉形紗綾さん(左)

「備前クリエイティブファーム」主宰の南裕子さん(右)と吉形紗綾さん(左)

  • 17

  •  

 クリエーターの交流会イベント「備前クリエイティブファーム~はじめまして交流会~」が6月18日、ピザ店「海とピッツァ」(備前市)で開かれた。主催は備前クリエイティブファーム。

クリエーターの交流会イベント「備前クリエイティブファーム~はじめまして交流会~」の様子1

[広告]

 同団体は備前市出身の南裕子さんと、頭島出身の吉形(よしかた)紗綾さんの2人のデザイナーが、備前エリアの魅力発信を目的に今年3月に立ち上げた。「知る」「つながる」「作る」「伝える」の4つのテーマで発信と仲間作りを行う。

 南さんは神奈川県在住で、月に1週間ほど備前市に滞在して活動している。2018(平成30)年に瀬戸内の魅力的なもの・ことを伝えるコミュニティー「瀬戸内かわいい部」を結成。備前焼以外の方法で備前焼を盛り上げる「備前プロダクト」のメンバーとして備前焼模様のノートや一筆箋などを販売。吉形さんは大阪府在住で、夏の間は地元備前市の頭島で海の家「SEASCAPE(シースケープ)」を運営するほか、ロゴデザインの仕事をしている。

 当日は、備前市や岡山市で活動する備前焼作家やデザイナー、カメラマン、編集者、美術館館長、農家、飲食店経営者など約30人が参加。1月・3月に開いたイベント「備前さんぽ」の報告も行った。「BIZEN中南米美術館」の森下矢須之館長、備前焼作家の妻・木村敦子さんと藤田恵さんが案内人となり、美術館や旅館、窯跡や神社など、備前ならでは場所を約10人の参加者と歩いた。

 その後の交流会では、ピザを食べながらやってみたいアイデアや備前エリアを盛り上げたいという思いを共有した。

 南さんは「備前の歴史と文化を受け継ぎながら、新しい企画や表現が生まれるためにも、若手が挑戦しやすい雰囲気を作っていきたい」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース