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岡山「2626ドーナツ」が6色のレインボードーナツ アライの存在を身近に

洋菓子店「アンフルール」の鳥越淳史さん

洋菓子店「アンフルール」の鳥越淳史さん

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 岡山のドーナツ店「2626(ニーロクニーロク)ドーナツ」(岡山市北区今8)が現在、「プライド月間」に合わせてレインボードーナツを販売している。

2626ドーナツのレインボードーナツ1

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 洋菓子店「アンフルール」(同)が駐車場にトレーラーハウスを置いて、2022年10月にオープンした同店。店名は社長が昔飼っていたウサギの名前「ふむふむ」から名付け、ウサギのマスコットキャラクターのモチーフにもなっている。

 6月は、アメリカで1969(昭和44)年に起きた「ストーンウオール・イン事件」を端に発するセクシャルマイノリティーの人権を守る運動月間として「プライド月間」と呼ばれている。

 同店広報・企画担当の鳥越淳史さんは「友人に小学4年生の息子がいて、髪の毛を伸ばしたい、スカートを履きたい、『君』ではなく『ちゃん』で呼んでほしいという話を聞いた。新学年になった時に先生に理解があり、味方をしてくれるようになってから、からかっていた同級生が優しい声をかけてくれるようになった。先生のような立場を『アライ』ということを知り、『アライ』になることはできるのではないかと思い、ドーナツで表現した」と話す。

 黒と白の2種のチョコレートドーナツに赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青の6色のシュガースプレーでトッピングした。価格は340円。1個につき20円を、岡山レインボーフェスタを主催する「ももにじ岡山」に寄付する。

 これまでもトルコの国旗を模したドーナツを販売し、「AAR Japan(難民を助ける会)」を通してトルコ・シリア地震の際に支援を行った。鳥越さんは「おいしい・かわいいをきっかけに手に取ったドーナツから社会のニュースや出来事を知り、食べることで寄付もできる。今後もニュースの発信をしていきたい」とも。

 営業時間は11時~17時。火曜定休。6月30日まで。

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