画家の横川京花さんの個展「色を纏(まと)う」が現在、ギークス岡山(岡山市北区中山下1)内の「うのまち珈琲(コーヒー)店」で開催されている。
岡山出身の横山さんは3月、京都芸術大学・書画コースを卒業。岡山市内の食堂を経営していた祖母の近くで、(祖母が)料理をする姿をよく見ていたという。「祖母が毎日、屋上でおてんとさまに手を合わせる姿と私が絵を描く行為はどこか似ている。立ち止まって自分と対話をするようにキャンバスに向かう。2年ほど前に祖母を亡くし、その思いは大きくなった」と話す。
今回のテーマは「色を纏(まと)う」。服飾を学ぶ高校時代、白と黒の服しか着なかった横川さんは、鮮やかな色は似合わないと固定観念があったという。「色には人に与える魔力があり、自分の好きな色や組み合わせなど素直に感じ、楽しんでほしい」とも。
同展では、好きな人を思って描いた「小夜(さよ)すがら」、卒業制作で描いた書画の「色彩の気韻」、制作した抽象画の3点を含む全7点を展示。横川さんは「見る人には抽象的で分かりづらい作品かもしれない。私は、例えば『会いたい』という気持ちをグッと高めて、涙を流しながら内なる色を描く。色から何かを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~19時。観覧無料。4月24日まで。