NPO法人「タブララサ」の20周年記念パーティーが3月16日、「杜の街グレース・ピクニックテラス」(岡山市北区下石井2)で開かれた。
同NPOは、「エコの要素を取り入れ、おしゃれに、楽しく、何にもとらわれない真っ白な心でまちづくりのアイデアを実現する」ことをコンセプトに、ラテン語で「白い板」「白紙の状態」を意味する「タブララサ」と名付け20~30代のメンバーを中心に活動してきた。
当日は、約70人が参加。歴代の理事長が登壇し、企業や行政職員、商店主などとこれまでの活動を振り返った。
初代理事長の北川あえさんは「2000(平成12)年ごろ、西川緑道公園は人気がなく、もったいないと感じていた。アートや飲食のイベントを始め魅力を発信し始めた」と活動の原点について話す。活動を続ける中、イベント後に出るごみの量に驚き、まちづくりと共にイベントからごみを減らす活動を始め、2004(平成16)年にNPO法人化した。
2代目理事長の河上直美さんは2006(平成18)年、桃太郎大通りから約400メートルの緑道公園を3000個のキャンドルで彩る「西川キャンドルナイト」をスタートする。「岡山の観光の一つにしたいと思い、周辺の飲食店に一店舗ごとに足を運び協力を呼びかけていった」と振り返る。
現理事長で4代目の鳥越弥生さんは「大学2年生の時、先輩から誘われたキャンドルを作る会がきっかけ。当時はまだ、まちづくりへの意識はなく、大人と学生が楽しんで活動していたのが魅力的だった。今後も新しいことに挑戦したい、楽しいことをしたい若者の受け皿として、エコをスマートに取り組む団体として、活動を続けていきたい」と話す。
今年で19回目となる「西川キャンドルナイト」は、5月4日に開催予定。