岡山の石山公園で5月25日、ジャンルを超えたアーティストたちが集うイベント「おひさまアートバザール9」が行われる。
主催は岡山でアーティストの支援活動を行う市民団体「MAEMU(まえむ)企画」。個展のサポートやトークイベントなど、アーティストと見る側の関係をより良くつなげる活動を行っている。
同イベントは2006年にスタートし、今回で9回目を迎える。9年前の立ち上げ当時は作家やアーティストたちが自分の作品や活動を発表する場が限られていたため、「発表の場の提供と、作家同士が知り合い、交流するきっかけになれば」という目的で始めたという。毎回主催側が選考を行い、約80組の作家が出展。常連作家は年々クオリティーが上がっている様子も見られ、参加作家同士で一緒に展示会を開いた話なども増え、目的は達成されているという。
今回はイラスト、雑貨、木工、陶芸、アクセサリー、パフォーマーなど77組が参加。県内からが7割、ほかは関西、中四国地方、九州からの参加もあるという。会場ではスタッフであり参加作家のニシユキさんによる「ニシユキFM」も毎年行っており、出展アーティスト情報などを配信。今年はFMラジオとともにユーストリーム配信も計画しているという。そのほか、カフェや軽食などの飲食店も7店舗が出店。「一日いても楽しめる内容になっている」という。
MAEMU企画代表の下村英之さん(38)は「作り手と使い手が対話することで作家さんたちも励みになるし自信がつく。使い手側も作品に対する思い入れも変わる。作家さんと直接やり取りできるめったにないチャンス。ぜひ遊びに来てもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。雨天中止。