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岡山で「日本グラフィックデザイン協会」全国大会 デザインの未来語り合う

(左から)「日本グラフィックデザイン協会」岡山地区の岡野康史(やすし)さん、佐藤豪人さん、吉行史生(ふみき)さん、梅野竜一さん

(左から)「日本グラフィックデザイン協会」岡山地区の岡野康史(やすし)さん、佐藤豪人さん、吉行史生(ふみき)さん、梅野竜一さん

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 「日本グラフィックデザイン協会(通称「ジャグダ」)」の全国大会が6月21日・22日、ルネスホール(岡山市北区内山下1)などで開催される。

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 同協会は1978(昭和53)年に発足し、現在は世界中で約3000人のデザイナーなどが所属する。その年の優れたデザインをまとめた年鑑「Graphic Design in Japan」を毎年発刊するほか、年鑑から最も優れた作品に贈る「亀倉雄策賞」、特に優れた作品に贈る「JAGDA賞」、今後の活躍が期待できる若手グラフィックデザイナーに贈る「JAGDA新人賞」を毎年選出する。全国大会は2年に一度、全国から集まる会員と開催地区のデザイナーや学生などと交流する。岡山での開催は初めて。

 岡山地区は、フリーランスのグラフィックデザイナーやウェブデザイナー、イラストレーター、印刷会社に勤めるプランナーなど約20人が所属する。昨年はデザインについて共に学ぶ機会を作ろうと、トークイベント「DESIGN VOICE」を2回開催。同協会事務局長でデザイナーの大迫修三(おおせこ・のぶみつ)さんと、「明治おいしい牛乳」「ロッテキシリトールガム」などのデザインを手がけた佐藤卓さんをゲストに招いた。今年2月には、岡山地区を含む中四国ブロックの主催で「クリエーターのための知財権Q&A」を開いた。

 21日はルネスホールで、全国地区ブロック活動発表会「わたしたちの地域とデザイン」を行う。昨年活動が活発だった地区が取り組みを振り返り、発表する。例年は会員限定だったが、今年は一般参加も受け付ける。

 22日はホテルグランヴィア岡山(駅元町)で授賞式を行った後、第1部は「デザインの『おもて』と『うら』」をテーマに、「Frame」(新潟県)の石川竜太さん、「アカオニデザイン」(山形県)の小板橋基希(こいたばし・もとき)さん、「ひねくれデザイン」(広島県)の広本理絵さんが登壇し、岡山地区代表でデザイナーの佐藤豪人(ひでと)さんがモデレーターを務めシンポジウムを開催。第2部は「デザインの『これまで』と『これから』」をテーマに、会長の佐藤卓さんと当日発表となる次期会長が対談。大迫さんがモデレーターを務める。その後、交流パーティーも予定。

 佐藤豪人さんは「日本の最前線で活躍するトップデザイナーから地域で学ぶ学生までが一堂に集まる貴重な時間。それぞれの違った視点を持ち寄り、デザインの未来を語り合う機会になれば」と話す。

 参加費は、22日のシンポジウム=一般2,000円・学生1,000円、交流パーティー=一般8,000円・学生6,000円。

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