岡山県内にある大学の4団体で構成する「岡山お笑い連合」のお笑いイベント「鳴蝉潔飢(めいせんけっき)」が9月22日、岡山大学創立50周年記念館・金光ホール(岡山市北区津島1)で開かれる。
同イベントは今年6月・7月に続き3回目。今年、岡山大学と就実大学にお笑いサークルが誕生。2021年に結成された岡山県立大学のお笑いサークルに声がかかり、岡山大学の落語研究会を加えた4団体で開くことになった。
イベント名の「鳴蝉潔飢」は、セミは気高く、飢えても露以外は食べないという伝説から生まれた言葉で、「気高くて清い心の人はどんな時でも信念を曲げない」という意味。「響きがかっこいいから付けた」という。
当日は約10組がステージに上がり、漫才やコントを披露。落語研究会の落語は予定していない。テストや就職活動など合間を縫って練習していて、まだコンビ名が決まっていないコンビや、ネタが最後まで仕上がっていないコンビもあるという。岡山県立大学のお笑いサークルには現在、10人の部員が在籍。週に1回のネタ合わせを行うほか、部員の自宅に集まってネタの見せ合いなどをして練習を重ねている。
岡山県立大学お笑いサークルの部長で大学院2年の百田昂平さんは「お笑いの好きなメンバーばかり。関西出身者も部員にいて、音響や照明として手伝っていた部員も舞台に上がるようになった。今年は3人と違うコンビを組み、3ステージに立つ。大学生やお笑い好きなど、笑いに来てほしい」と呼びかける。
「11月の学園祭にも岡山大学と就実大学だけでなく、香川大学のお笑いサークルのステージも用意する。就職も決まっていて芸人になるわけではないが、M1に挑戦するなど精いっぱい、笑わせたい」とも。
14時開演。入場無料。