カフェ「ぱんだこーひー」(岡山市北区丸の内2)が9月11日、林原美術館近くに移転オープンした。
店主の杉本克敬さんは2007(平成19)年、岡山中央郵便局(中山下2)近くに「EXCAFE(エクスカフェ)」をオープン。2021年、ビルの解体に伴った退去をきっかけに、総合住宅展示場「OHKハウジング」(中区浜)内へ移転した。子ども連れが訪れることが多いため、親しみを持ってもらえるように「ぱんだこーひー」に改名した。
移転先は、岡山城(丸の内2)や岡山県立図書館(同)のある岡山カルチャーゾーンにあるビルの2階。入居の決め手になったのは、林原美術館の石垣が窓から望めるところを気に入ったため。郊外に一度は移転したが、にぎわいの中に風情を感じるエリアにもう一度オープンしたい思いがあったという。
ランチタイムには、玄米飯、メインプレート、サラダ、小鉢、デザート、ドリンクをセットにしたランチ(1,500円)を提供する。ランチはこれまで提供していなかったが、1日15食ほど、14時までとして、作り過ぎや売れ残りによる廃棄に配慮している。杉本さんは「奇をてらわず、安心して食べられる日常的なメニューで、できるだけ野菜をたくさん食べられる定食にしたい」と話す。
カフェタイム(14時~)は、タンザニア産の豆を飲みやすい中いりにした自家焙煎(ばいせん)コーヒー(550円)や季節限定コーヒーを提供するほか、15年前にイタリアで食べた思い出の味を再現したティラミス(700円)などのスイーツや軽食なども用意する。
日没後は、照明を暗くし落ち着いた雰囲気を演出した夜カフェを営業する。ハンドドリップ・サイホン・エスプレッソの3種のコーヒー飲み比べセット(1,300円)も提供する。
杉本さんは「カフェを非日常の特別な場所ではなく、のんびりした時間を過ごす場所として、日常の中に溶け込むような雰囲気を空間やメニューから作り出していきたい」と話す。
営業時間は12時~23時(金曜・土曜は24時まで)。月曜・火曜定休。