劇団「SOFT GEAR(ソフトギア)」の舞台「ノーサプライズ」が11月16日から、上之町会館(岡山市北区天神町)で始まる。
同劇団は、1997(平成9)年に赤木貢さんらが旗揚げ。シェイクスピアのハムレットから時代劇まで、ジャンルにとらわれず、その時々にやりたい演目を公演してきた。今回が44回目の公演で、脚本演出はフクイミホさん。フクイさんの原作は10年ぶりとなる。
フクイさんは10年前、劇団員が約20人となり、規模も大きくなって、これ以上いいものを提供するのは無理かもしれないとプレッシャーに感じていたという。今回、役者からフクイさんの脚本で演じたいと声をかけられたことがきっかけとなった。
1年ほど前から練習台本を作り、仲間を集めて練習し始めた。パーツパーツをつなぎ、膨らませてみんなで作っていく。フクイさんは「10年のブランクで、『舞台って何? なぜ人は演じるのか?』と原点を考えることができた。それでも分からない。思いを仲間と一緒に伝える行為を楽しみたい」と話す。
演目は「ノーサプライズ」。約1時間のコメディー作品。「小さなことから、人を許す、許さないと争うこともある。一喜一憂しながらでも、人生は続いていく。みんな許せばいい、手放せばいい。能天気に生きてればいいと伝えたい。50代の多いメンバーと同じ世代の人や、以前から見にきてくれていた人たちに会いに来てほしい」とも。
開演は、16日=15時と19時、17日=11時と15時、22日=19時30分、23日=15時と19時、24日=11時。入場券は、前売り=2,000円、当日=2,500円。