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岡山で100人の「脱炭素とまちづくり」 企業と学生のディスカッション

企画・運営するNPOセンターの野﨑晴貴さん

企画・運営するNPOセンターの野﨑晴貴さん

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 「100人カイギ~おかやまの脱炭素×まちづくりと暮らし~」が1月26日、岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2)で開かれる。主催は岡山市。

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 「脱炭素社会を考えながらも、どんな岡山市で暮らしたいか」を参加者100人と考える同イベント。多くの意見や考えを参考に、2025年度に岡山市が「地球温暖化対策実行計画」を策定する。同計画は2016(平成28年)に策定され、2021年に一度改定されている。

 当日は1部として、気候ネットワーク上席研究員の豊田陽介さんが、「これからのおかやまのまちづくりビジョンを話そう」と題して、気候変動対策の観点を盛り込んだまちづくりの事例などをオープンニングトークとして話す。

 続く2部では、岡山の企業4社の担当者と、地球環境活動に関わる中高生と大学生が登壇し、多世代ディスカッション「こんな岡山をつくりたい! 理想の未来を実現するには?」を開催。昨年11月にアゼルバイジャンで開催された国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)にオンライン参加したほか、中高生向けの環境イベントを手がける岡山出身・京都大学農学部3年の大同唯和さんがモデレーターを務める。

 登壇するのは、岡山ガス、岡山トヨタ自動車、住宅建設業「SANKO」、太陽光発電を農業に生かす事業を手がける「ネクストイノベーション」の4社と、操南中学校区用水路大作戦を実施する操南中学校2年の高垣杏由南(あゆな)さん、アースキーパーユースチームに所属する岡山操山高校1年の高橋美晴さん、岡山大学環境部ECOLOに所属する岡山大学農学部4年の沼田有貴さんの3人。

 3部は、参加者100人でワークショップ「おかやまの脱炭素×まちづくりと暮らし」を行う。グループに分かれ、「どんな岡山にしていきたいのか?」「したいことはあるけど、どうやったらできるか?」「この制度、この言葉、分からないことがある」など、多様な意見を出し合える場を用意する。

 企画・運営するNPO法人「岡山NPOセンター」の野﨑晴貴さんは「例えば、コーポやアパートのような集合住宅で太陽光パネルを載せるプロジェクトを考えてみると、電気をシェアすることで、脱炭素のことだけでなく、住民同士のつながりが生まれるなど、身近なこととして楽しく考えられる機会にしたい。多様な人に参加してもらい、共に理想の暮らしを考えてほしい」と参加を呼びかける。

 開催時間は12時45分~16時15分。参加無料。先着100人。

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