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岡山のお好み焼き店が「瀬戸内スペシャル」 黄ニラ、パクチー、カキ使う

黄ニラ大使の植田輝義さん

黄ニラ大使の植田輝義さん

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 お好み焼き店「もり」(岡山市北区奉還町1)が2月12日、黄ニラ、パクチー、カキを使ったお好み焼き「瀬戸内スペシャル」の提供を始める。

黄ニラ、パクチー、カキを使ったお好み焼き「瀬戸内スペシャル」

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 同店では、豚玉(830円)、イカ玉(880円)などに加え、カキを使ったお好み焼き「カキオコ」(1,580円)、岡山ニンニクで炒めた岡山パクチーを入れたお好み焼き「岡山パクオコ」(1,380円)、黄ニラ入りの豚玉「岡山ニラオコ」(1,550円)を提供している。

 昨年秋、東京からの旅行者が同店に1人で訪れ、「岡山の食材の黄ニラとパクチーとカキを本当は全て食べたい」と言ったことをきっかけに、新メニューの開発を始めた。食材は、岡山が生産量の70%を占める黄ニラ、香りがマイルドだといわれる「岡山マイルドパクチー(通称「岡パク」)」、瀬戸内海で取れたカキを使う。

 瀬戸内スペシャルは、生地に黄ニラとパクチーを入れて焼く。焼いたカキを上にのせ生地で挟む。上に豚をのせて焼く。卵を2個使い、表面を覆う。半分をソース、半分をゆずポン酢を塗る。上に素焼きした黄ニラとパクチーをのせて提供している。生地には長芋やニンニクを入れ、カキは100グラム以上、黄ニラ・パクチーはそれぞれ50グラムを使い、総重量は600グラムほど。価格は3,000円。

 「黄ニラ大使」として広報活動も行う生産者の植田輝義さんは「最初は3つがけんかして合わないと思った。生地に入れるなど試行錯誤しているとカキの甘さ、パクチーのさっぱりした香り、黄ニラの食感のバランスが良くなった。黄ニラの生産量が落ちていて苦しい時だが、岡山の食材を一度に楽しめる」と話す。

 店主の森光真司さんは「本当は、岡山スペシャルと名付けたかった。カキを県内産も含めて何種類も試したが、大き過ぎず小さ過ぎずバランスのいいカキを選ぶと県内のものをずっと使うことができない。外国人や県外の来店者も増えていて、シェアして食べるなど食で岡山を楽しんでほしい」とも。

 営業時間は、11時~13時15分、17時~21時。木曜定休。

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