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岡山の利守酒造、雄町米で造った日本酒発売 備前焼ボトルで1500本限定

利守酒造の利守弘充社長

利守酒造の利守弘充社長

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 利守酒造(赤磐市西軽部)が12月20日、日本酒「酒一筋 幻の米」を限定1500本で発売した。

利守酒造の日本酒「酒一筋 幻の米」

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 同社は1868年創業。酒米「雄町」を全国に広めた旧軽部村の加賀美章村長の意思を引き継ぎ、1970(昭和45)年ごろから自社でも栽培を始め、雄町米を使った日本酒を造り続けている。現在栽培する雄町米は約2ヘクタール。

 同商品は、全て軽部エリアにある自社田で栽培した特等以上の米だけを使用。米の心白を削りすぎない88%を使い、低温で1年寝かせたものを出荷する。同社の利守弘充社長は「軽部地区は寒暖差があり、砂れき質の水はけの良い土壌であることから、根をしっかり張り、米の原種とされる黒米・赤米と同様に背丈が160センチほどになる。間隔も広めに植えるため、収穫量も少ない」と話す。

 ボトルは、備前焼作家の伊勢崎競(きょう)さんの備前焼を使用。丈の長い雄町のわらを備前焼の表現手法の一つである火襷(ひだすき)に使う作家もいる。約40年前に先代が備前焼のとっくりに入れた酒を販売したことがあったが、今回はそれ以来の備前焼ボトル。

 利守社長は「フランスやスペインなどにも出荷するので、脂ののった肉や魚、カルパッチョなどの料理と一緒に雄町の味の厚み、うまみを楽しんでほしい。日本酒造りはワイン同様、原料から醸造まで一貫して行うドメーヌであることを知ってもらい、世界の市場で価値を高めていきたい」とも。

 同商品は海外出荷分を合わせて限定1500本。価格は8万8,000円。500ミリリットル。天満屋百貨店、阪急百貨店梅田本店で販売する。昨年は特等の雄町米が作れなかったため、今年は製造しない。

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