造形作家・細見博子さんの作品展「うまくいく」が現在、カフェ&ギャラリー「カフェ・アトリエZ」(岡山市南区浜の2)で開かれている。
細見さんは、父親がアクセサリーのメッキを行っていたことから、大学在学中にジュエリー制作について学び始める。その後、約1年間、米ニューヨークに滞在し、アクセサリーデザイナーのアトリエなどで勉強する。1993(平成5)年にアクセサリーブランド「Bamboo Magic」を設立。アクセサリーを飾るためのオブジェを作り始め、1997(平成9)年に初めて個展を開いた。
2006(平成18)年から2015(平成27)年までアートイベント「犬島時間」に参加し、同カフェと同じ建物にあるアトリエで活動していた。地元・大阪に戻るタイミングとなった7年前から、年末年始の時期に個展を開くようになった。
作品は、今年の干支の午(うま)20点と昨年の展覧会で新作発表した作品など約100点。午は体がスズでできていて、たてがみと尻尾がガラスでできている。このほか、カタツムリ、ダチョウ、オオサンショウウオ、八咫烏(やたがらす)など。
あらかじめデザインを紙に起こすことはせず、丸状のスズをハンダで付けて大まかな形を作っていく。その後、3度にわたり削り出し、ガラスをスズで付けていくという。細見さんは「ガラスを熱した時、自然に湾曲した形を使い、その曲がり方に沿わせて作っていく。意図的にやるより、自然に出来上がっていく流れに従って作るところに、ものづくりの面白さがある」と話す。
「昔話や民話や魔よけなどどんな物語に登場する生き物なのかを考えて作品を作り始める。これまでにアリやテントウ虫は作ったことがあるので、今年はコガネムシやフンコロガシなどの昆虫を作りたい」とも。
営業時間は10時~18時。観覧無料。今月11日まで。