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岡山映画祭2014開催へ-「動く(いごく)」をテーマに

「あるいは佐々木ユキ」     写真:tough mama

「あるいは佐々木ユキ」     写真:tough mama

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 岡山市内5カ所で10月31日から4週にわたり、「岡山映画祭2014」が開催される。会場は天神山文化プラザ、岡山シティミュージアム、旧内山下小学校、cafe moyau、三友寺。
 同映画祭は1995年にスタートし、今回が9回目。23作品が上映される。「上映だけでなく、作り手、演じ手、映し手、観客がつながることを目的としている。作品の前と後が人でつながることで、心が動く(いごく)映画祭を目指している」ことから、多くの作品上映後に監督または作り手のトークショーを準備している。
 オープニング上映は、川瀬直美さんが自身の出産までを撮影したドキュメンタリー映画「垂乳女 Tarachime」。川瀬さんは1997年、「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞。2009年にカンヌ映画祭でアジア人女性として初めて「金の馬車賞」を受賞。岡山映画祭には1995年にも出品しており、縁も深い。
 緒方貴臣監督の作品「子宮に沈める」では、鑑賞後に鶴見橋の麓「cafe moyau」で映画哲学カフェを開催する。開催日時は11月3日、13時~。
 岡山孤児院を1888(明治21)年に立ち上げた石井十次は、神戸より撮影機材を取り寄せ同院を撮影。そのドキュメンタリー映像を持って全国へ回り資金調達をした。没100年を記念して「三友寺」では展示を行う。開催日時は11月15日・16日、10時~17時。
 旧内山下小学校放送室では期間中、「目玉の松っちゃん」と呼ばれサイレント映画時代、京都で活躍した岡山出身の映画スター「尾上松之助」の遺品展示を行う。
 映画の鑑賞料は、前売り=1,000円、当日=1,300円など。11月24日まで。

垂乳女 Tarachime       写真:Shuji Dodo

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