岡山・長野の最上稲荷奥之院一乗寺(岡山市長野、TEL 086-287-2284)で4月30日、子育て中の母親を対象とした「スローマザーの子育てトークライブ」が開かれた。
環境市民団体「ナマケモノ倶楽部」が主催する「世界と私を変える旅」ツアーの一環。オーストラリア在住、環境活動家でシンガー・ソングライターのアンニャ・ライトさんを迎え、日本各地で行われているアースデイや子育てをテーマとしたイベントを回っている。岡山では津山に住む同倶楽部会員の玉置麻子さん(31)が中心となり、友人たちの協力を得て開催にこぎ着けた。
当日は、環境問題などに関心のある大人や子育て中の母親と子どもなど約30人が参加。会場となった同寺境内を散策した後、本堂でアンニャさん自らが奏でるギターと歌のライブ、スライド写真を見ながらのトークが開かれた。「自らの本能で生きることを子どもに学ばせたい」というアンニャさんが子どもたちを連れ1年間、各国を巡る旅に出た話題や、セルフビルドで建てた家、自ら取り組む環境保護活動の様子などについて語った。
2児の母であるアンニャさんは「日本で子育てをする中で、人と違う道を選ぶのはプレッシャーに感じることもあるでしょう。育児書やノウハウが正しいとは限らない。自分のハートに従う方が子どもにとっていい影響を与える。全てのお母さんにエールを送る」と笑顔で話した。