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岡山・高梁市図書館が年間目標来館者数20万人達成

館長の藤井さん(左)とスタッフの山本さん(右)

館長の藤井さん(左)とスタッフの山本さん(右)

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 高梁市図書館(岡山県高梁市旭町)が5月5日、年間目標来館者数の20万人を達成した。

エントランスの大きな書棚

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 2月4日に備中高梁駅直結の複合ビルとして移転オープンした同館は、TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理をする全国4館目の図書館。

 駅直結の2階エントランスにある、4階まで吹き抜けの大きな書棚が特徴。2階は観光案内所・物産店、吹屋地区のベンガラを壁面に用いたスターバックスコーヒー、蔦屋書店と一部、書店とへだてることなく図書館の本が並んでいる。3階は学習室、図書スペース、図書館カウンター。4階はキッズライブラリー、展望テラス。展望テラスの一部にはボーネルンドの遊具を備える。各階の壁面には岡山出身のデザインユニットCOCHAE(コチャエ)の作品が彩りを添える。

 館長の藤井勇さんは「子どもの日に子ども連れの来館者が記念すべき20万人で本当にうれしい。これからも初心を忘れず、きめ細やかなおもてなしを心掛けていきたい」と話す。

 同館広報担当の山本美弥さんは「館長に会いにくる人もいる。平日の80パーセントは地元の人の利用。顔なじみも増えてきている」と話す。

 「お弁当を持って子どもと一緒に4階テラスを利用する人。テスト期間は地元の高校生でいっぱいになる学習室。待ち合わせや電車待ちの時間の利用。高梁の人の日常に溶け込んでいけれれば」と山本さん。

 藤井館長は「次の目標は50万人。長く愛される図書館を目指している。利用してくれる子どもや学生が図書館を通して高梁を好きになってくれれば」とも。

 倉敷市をはじめとする高橋川流域の7市3町の図書館、岡山県立図書館でも同館で借りた本を返却することができる。同館の移動図書館は、約2000冊の本を30カ所へ月2回巡回している。4階の多目的室では講演会や各講座、読み聞かせなども行っている。

 開館時間は9時~21時。

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