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岡山で130年続くマシュマロ和菓子「つるの玉子」、新ブランド開発に挑戦

店内に立つ下山恭正さん

店内に立つ下山恭正さん

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 岡山市の桃太郎通り沿いにある「つるの玉子本舗下山松壽軒(しょうじゅけん)」(岡山市北区平和町2、TEL 086-222-2357)が現在、「明治創業の日本初のマシュマロ和菓子屋から新ブランド『つるたま』誕生」プロジェクトを展開している。

マシュマロ和菓子「つるの玉子」

 岡山領主池田家の御用菓子屋の「加喜屋」で修行した下山治四郎が、日本に入って間もないマシュマロを使って黄身あんを包んだ菓子「つるの玉子」を開発して1887(明治20)年、現在の地で創業した同店。130年間、「安全を第一に」という教えに従い、合成着色料や保存料は使わず、原材料を厳選して作り続けている。「つるの玉子」のほか、120年間同じ製法で作る「きびだんご」、ぎゅうひをクレープ生地で包む「調布」などの菓子を作る。

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 同プロジェクトを担当する下山恭正(やすまさ)さんは、「つるの玉子」の他にマシュマロ和菓子が他社を含めてもないことに疑問を持っていた。「130年間、別のマシュマロ和菓子が登場していない。創業者が工夫して開発したように、無いものを新たに作る挑戦をしている」と話す。

 同プロジェクトではマシュマロ和菓子の新ブランド「つるたま」を立ち上げ、第1段階の公表をするイベント開催費用、今後の商品開発の費用の協力を呼び掛ける。第1段階は5種の菓子を6月下旬に公表する予定。現在、マシュマロ羊かん、ごまあんを包んだマシュマロまんじゅう、マシュマロあんペーストなどが開発されている。

 下山さんは「マシュマロは温度管理、生地を流してから固まるまでの生地の取り扱いが難しいが、挑戦しがいがある。マシュマロ和菓子が菓子の一分野として普及し、いろいろな人が作って種類や技術が発展し、新しい文化になれば」と話す。

 支援はクラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で受け付ける。締め切りは6月11日。