岡山県備前市の日生(ひなせ)諸島頭島(かしらじま)で7月1日・2日、「かしらじまストライプマルシェ」が初めて開かれる。
同島は日生港から南へ約4キロに位置し、周囲は約4キロ、面積は約0.6平方キロメートル。人口は日生諸島13島では最多。
同マルシェは、地域活性化の推進を目的に同市と昨年3月に包括協定を結んだストライプインターナショナルと協力して開催される。テーマは「イタリア&パン」、約35店舗のブースが出店。同マルシェのメイン「イタリアゾーン」、パン店が並ぶ「パンゾーン」、魚介類をその場で調理して食べられる「グランビングエリア」を設ける。
「イタリアンゾーン」では、昨年オープンしたイタリアン「頭島レストラン」のシェフ寺田真紀夫さんが全国から厳選したシェフ6人と共に、日生産魚介を使ったフリット、パスタ、アクアパッツァなどを提供する。「パンゾーン」では同島で営業する「カフェ・マルベリー」などが出店する。天然酵母、オーガニック素材など材料の基準をクリアした県内外のパン店が参加する。
ワークショップは外輪(そとわ)海水浴場を中心に開催。地元の漁師と船に乗って海底に沈めた網を約50分引き回す「底引き網漁」、ボード上に立ってパドルでこぐ「サップ」、海底が見える仕様のカヌーに乗るなどの体験ができる。
同社文化企画部の島本潤さんは「新鮮な食材に触れ、海での体験を楽しめるマルシェは珍しい。頭島の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時。入場料は、臨時フェリーおよびバスの往復料金を含み500円。小学生以下無料。雨天決行。