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岡山に観光酒蔵施設「酒工房 独歩館」 宮下酒造100周年、酒文化を世界へ

「酒工房 独歩館」のレストランスタッフと独歩ビールサーバー

「酒工房 独歩館」のレストランスタッフと独歩ビールサーバー

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 岡山市の宮下酒造が6月30日、観光酒蔵「酒工房独歩(どっぽ)館」(岡山市中区西川原、TEL 086-270-8111)を100周年記念事業としてオープンした。

観光酒蔵「酒工房 独歩館」の外観

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 同社は1915(大正4)年に岡山県玉野市で清酒の醸造を始め、1967(昭和42)年に現在地へ移転。2015年に創業100周年を迎え、記念事業として同館の開業が企画された。「日本と世界の酒文化をつなぐ」ことを目指し、現在は清酒「極聖(きわみひじり)」、クラフトビール「独歩」のほか、焼酎、ジン、ウイスキーなど約200商品を製造・販売している。中国、香港、フランスなどへの輸出にも力を入れる。

 同館は酒蔵の見学、レストラン、ショップを備えた観光施設。敷地内の酒蔵を約30分で見学できる。マネジャーの武内宏樹さんは「日本酒、ビールを作る工程、ウイスキーの蒸留やたるの貯蔵庫など、複数の酒造りを見学できる施設は珍しい。海外の客にも見学と飲食を楽しんでもらえている。団体、家族連れでも、気軽に訪れてほしい」と話す。

 同館は酒蔵をイメージした白と黒を基調としたデザイン。レストランは1階に42席、2階は会議室2室を備える。1階では併設の岡山蒸留所内にあるドイツのアールドホルスタイン社製のウイスキー単式蒸留器「ポット・スチル」を見ながら飲食を楽しめる。

 メニューは岡山産の食材、同社製の酒を使ったオリジナル。ランチは、「独歩館9つ旬菜プレートランチ」(1,800円)、クラフトビールを使った「豚煮込み独歩丼ぶり」(1,200円)などをそろえる。一品料理は、「サワラの岡山塩たたき」、「下津井産のタコと白ネギの蔵元塩こうじ炒め」(以上1,200円)などを提供する。

 ドリンクは、同社の日本酒21種をグラスで提供(300円~)、「大吟醸セット」(90ミリリットル×2、1,200円)、「高島雄町のお酒セット」(同×3、2,000円)を用意する。クラフトビール「独歩」は全18種(600円~)をそろえ、週替わりの「ビール3種飲み比べセット」(250ミリリットル×3、1,200円)も用意する。3~5年かけて熟成した原酒をブレンドした「ジャパニーズシングルモルトウィスキー岡山」(2,000円)はレストラン限定で飲むことができる。

 同館内のショップには同社の商品がフルラインアップされている。オープン記念として発泡酒「ゆず独歩」(330ミリリットル、400円)、「極聖JUNGIN SUMMER」(1800ミリリットル、1,800円)などが販売されている。

 営業時間は、レストラン=11時30分~21時、ショップ=10時~19時。水曜定休。

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