岡山駅前商店街で7月28日、「ももてなしプロジェクト」記念式典が行われ、同商店街入り口に取り付けた桃オブジェが公開された。
JR岡山駅東口に面した約280メートルの同商店街。約4年前から同商店街振興組合で「ももてなしプロジェクト」を立ち上げ、客をもてなす企画を検討してきた。桃オブジェの設置、ベンチ20脚の導入、同商店街のマップが整い、同式典で取り組みを紹介した。
同商店街入り口に設置された桃オブジェは、横幅2.5メートル、高さ1.8メートル、重さ15キログラム。アーケード入り口につり下げられ、同駅東口駅前広場から見える。ピンクの果実と緑の葉はビニール製で、夜間は点灯する。
以前のオブジェは「SKY MALL(スカイモール)21」と記され、2000年に設置されたもの。海外や県外の人が通行する岡山の玄関口らしく、桃でPRしようと取り換えが決まった。岡山市が2014年から取り組んでいる市の好感度アップPR企画「ももてなし」を意識したという。同商店街振興組合青年部部長の土居和正さんは「桃オブジェがある商店街として親しまれ、岡山の食を楽しめる場として広く知ってもらえたら」と話す。
ベンチは「商店街で少し休憩できる場所があれば」という客と店舗の要望によって導入を決めた。岡山県内の廃材を使用して作られ、5枚の板からなる組み立て式で、座席部分に桃のロゴマークを入れた。ベンチ背もたれに同商店街マップ「ももてなしマップ」の収納箱を設置する予定。同マップはA3判両面カラーで、日本語と英語で25店舗を紹介している。