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岡山県がごみ拾い活動を「見える化」するウェブページ SNS使ってポイ捨て抑止を

ごみ拾い活動を行う小嶌不二夫さん(左)と後藤寛人さん

ごみ拾い活動を行う小嶌不二夫さん(左)と後藤寛人さん

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 岡山県環境文化部循環型社会推進課が9月3日、ごみ拾い活動を可視化するために開設したウェブページ「晴れの国クリーンアップおかやま」のオープニングイベントを岡山県立図書館で行った。

ピリカの操作方法を小嶌さんと確認しながら清掃活動を行う参加者

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 同ページはソーシャルネットワーキングサービス「ピリカ」を導入し、9月1日から運用を開始。自治体での導入は福井県、横浜市に続いて3件目。同サービスは世界77カ国に団体・個人の利用者がいる。導入のきっかけについて同課一般廃棄物班総括主幹の原田友昭さんは「県内の各地で行われるごみ拾い活動を見える化し、活動のモチベーション向上や参加者の増加を期待している。街を美しく保ってポイ捨てを抑止し、道路管理などの維持費の軽減につながれば」と話していた。

 同サービスはグループや企業、個人の参加も可能。スマートフォンまたはパソコンを使って、拾ったごみの写真を搭載し、活動の記録を残すことができる。参加は無料、申し込みを随時受け付ける。

 同イベントではピリカ社長の小嶌不二夫(こじまふじお)さんが、アプリケーションの開発の経緯について講演した。小学2年の頃から環境問題に関心を持ち、2011年からポイ捨てごみの問題を解決しようと同アプリの企画・開発を手掛けている。

 講演に続いて参加者約80人が相生橋付近の旭川河川敷で同サービスを利用しながらごみ拾い活動を行った。同活動の誘導を担当したグリーンバード岡山チーム代表の後藤寛人(ひろと)さんは「ピリカを使ってごみを数値化し、ポイ捨て現場の写真を記録に残すと活動の履歴を共有できるのがいいところ。街をきれいにしてポイ捨てをしづらくなるよう啓発を続けていきたい」と話していた。

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