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岡山奉還町商店街のマルシェで限定商品「奉還もち」 学生と和菓子店がコラボ

出水松月堂の出水夕加さんが持つパッケージと奉還もち

出水松月堂の出水夕加さんが持つパッケージと奉還もち

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  11月25日、岡山市・西奉還町商店街・3丁目わいわい広場で開催されるイベント「武士マルシェ」で大学生とコラボして開発された「奉還もち」が販売される。

製作中の奉還もち

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 昨年2月に始まった同マルシェは今回で7回目。江戸から明治にかけて、職を失った武士に支払われた奉還金を元に商売を始めた場所として名付けられた奉還町。岡山駅に近い奉還町1・2丁目と比べると、にぎわいが減った奉還町3・4丁目を中心とした西奉還町商店街を活性化しようと同マルシェを企画した。出店者が着物やちょんまげを着け、語尾に「ござる」を付けるのが特徴。

 武士が始めた商売の一つとして「奉還もち」がある。同イベント実行員会は、「名前は文献などに登場するが、どんなものかは分からない。再現するのではなく現代風のアレンジで復活させる」と昨年11月の第3回から商品開発を始めた。奉還もち復活プロジェクトとして販売するのは今回で4回目。

 今回のコラボ企画は、岡山村田製作所主催で9月末まで開催されていた「OKAYAMA IDO!」のプロジェクトとして行われた。参加したのは、岡山県立大学造形デザインの学生6人とマーケティング・デザイン講師として赤星賢太郎さん、能登大次さん、同実行委員の北島琢也さん、出水松月堂(岡山市北区奉還町4)の出水夕加さん。同プロジェクトでは、商品のアイデア出しとパッケージデザインを行った。

 同商品の学生アイデアは全部で10種類以上。出水さんによる数種類の試作を経て、フランボワーズとチョコの大福もちを採用した。チョコは生クリームとクリームチーズを混ぜトリュフ状に仕上げた。表面にココアパウダーを半分ほどかける。パッケージは、アイデアを出した男子学生本人をモデルとした武士の顔。箱の頂上部分がちょんまげになっており箱の結びにもなっている。パッケージ名は「もち侍ほうかん」。

 販売時間はマルシェの開催時間の17時~21時。価格は250円で、販売は50個限定。

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