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岡山・表町で大学生がファッションイベント 商店街店主らの衣装200点で表現

表町商店街中之町地区に特設したランウェイを歩く環太平洋大学の学生モデル

表町商店街中之町地区に特設したランウェイを歩く環太平洋大学の学生モデル

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 岡山市の表町商店街中之町地区の「しゃれとロード中之町」で12月23日、「表町商店街ファッション・ストリートラボ」が行われた。

コーディネートの説明をするスタッフの吉田璃久(りく)さん

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 環太平洋大学経営学部現代経営学科の学生が企画した同イベントは今年で2回目。岡山市政策局政策企画課による「大学生まちづくりチャレンジ事業」の一環。

 経営を学ぶ学生らが地域活性化の取り組みとして、学生にとって身近なファッションをテーマに、マーケティング調査や町での実験を通じて学ぶことを目的に始まった同イベント。リーダーの料治叶実(りょうじかなみ)さんは「服飾の専攻ではなく経営学部の学生として、表町商店街の協力を得てにぎわいを創出する企画を考えた」と話す。

 当日は、同地区のレンタルスペース「表町・コモン」前をメインステージに、同所からカバン店「BOX」の前まで25メートルの赤いじゅうたんを敷いてランウェイを作った。1950年代から現代までに流行したファッションを調べた上で、同商店街の服飾店をメインにヒアリングした情報を基にコーディネートを行った。

 学生モデル36人の衣装は、学生・教職員が持ち寄った物のほか、同商店街協力店約20店の店主たちの私物約200点を活用した。舞台のスクリーンにはコーディネートの時代に合わせ、同商店街周辺の写真を表示した。写真は同協力店から提供されたという。各時代を代表する音楽に合わせてモデルたちがランウェイを歩き、ポーズをとって衣装を紹介した。

 ジャケットを提供した男性は「月給2万5,000円の時代に3万円で買ったお気に入りの一点。当時の流行、インナーに合わせる色などをアドバイスした」と話す。

 ステージでは、同大ダンス部の部員8人がはるやま商事のスーツを着用してヒップホップ、チアダンスなどを披露するプログラムも行われた。

 料治さんは「昨年の反省を踏まえて達成できてうれしい。来年はさらに大きなイベントを後輩と一緒に作り上げたい」と意気込む。同商店街の中之町商店会事業推進委員の河竹由希さんは「若い人のアイデア、行動力のおかげでパワーをもらえた」と笑顔を見せる。

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