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岡山・表町商店街に「もなど喫茶店」 20代店主が大正時代の純喫茶再現

コーヒーサイホンを置いたカウンター奥に立つ真鍋紘美さん(左)と石井寛子さん(右)

コーヒーサイホンを置いたカウンター奥に立つ真鍋紘美さん(左)と石井寛子さん(右)

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 岡山市の表町商店街に「もなど喫茶店」(岡山市北区表町2)がオープンして半年がたった。

コーヒーの撹拌(かくはん)を終えて、サイホンで入れる

 同商店街栄町地区にある「せのお洋服店」2階のギャラリー跡に出店した同店。店内は大正時代の和洋折衷の純喫茶を再現したデザイン。シャンソン、ジャズをBGMに流す。ダークブラウンのカウンターと窓枠は共同店主の石井寛子さんと真鍋紘美さんが自ら塗り、アンティーク調のテーブル周りにスタンド照明と観葉植物を並べる。席数はカウンター4席、テーブル席21席の計25席。

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 店名はドイツの哲学者ライプニッツが考案した概念「モナド」に由来する。石井さんは「それ以上分割できないという意味が含まれ、この言葉を気に入っている。『もなど』という音の響きに愛嬌(あいきょう)があり店名に採用した」と話す。

 石井さんは30歳までにカフェを開きたいと大学の友人に話していたという。卒業後、カフェやコーヒー店で働きながら開店準備を進めた。1人より2人で店を経営したいと考えるようになり、大学の同級生の真鍋さんに協力を呼び掛けた。真鍋さんは快諾し、地元・愛媛県で働いていたが卒業以来、岡山に戻ることに決めた。真鍋さんは「石井さんの夢はずっと聞いていたので、一緒にやりたいと思った。岡山の街に慣れているので不安は無かった」と話す。

 メニューは関東・関西のレトロな雰囲気のカフェを訪ねて学び、店の雰囲気に合うメニューと納得できる味のレシピを考案した。写真映えを意識し、食器は入念に選び、盛り付けにも力を入れているという。

 ランチメニューはカレーセット(980円、サラダ・ドリンク付き)が好評。ナポリタン(800円)の他、トーストはバター(250円)、シナモン、はちみつ、ピーナツバター(各350円)の4種類を提供する。「おやつ」メニューはプリン(350円)、チーズケーキ、ガトーショコラ(各450円)、プリンパフェ(800円)などを用意する。

 コーヒーはサイホンを使って入れる。カウンターに並ぶサイホンが純喫茶らしい雰囲気にふさわしいため、導入したという。

 石井さんは「商店街の買い物客、サラリーマンやOL、インスタ映えを狙う若い女性など、幅広い年代の人にゆっくり過ごしてもらえる店になれれば」と意欲を見せる。

 営業時間は12時~21時。木曜定休。