岡山市北区の奉還町商店街で3月21日20時ごろ、岡山プロスポーツ文化まちづくりサークルSCoPが、サッカーJ2ファジアーノ岡山の試合結果をタペストリーに反映した。
当日ファジアーノ岡山は敵地で京都サンガF.C.と対戦。後半4分に先制したゴールが決勝点となって1-0で勝利し、首位に浮上した。同サークル副代表の板谷尚弥(いただになおや)さんは、「1位になってうれしい。今日の担当になってよかった」と笑顔で話していた。
タペストリーの試合結果の表示は、同サークルの活動の一つ。5周年を機にリニューアルし、ホームゲーム初戦の3月4日に除幕式を行った。タペストリー掲示の目的は、岡山の街にプロスポーツチームであるファジアーノ岡山の存在を身近に感じてもらうこと。5年経過して認知は広まってきたと考え、来岡する対戦チームのサポーターに岡山をPRすることにも狙いを広げて刷新した。
タペストリーは2種、サイズは縦2.4×横1.8メートル。同商店街のアーケードに掲げる。西口筋に面した位置には、表面にファジアーノ岡山のロゴ、桃、マスカット、瀬戸大橋、後楽園、岡山駅前の桃太郎像、裏面に躍動感をイメージしたデザインを掲載。奉還町りぶら前には、表面にシティライトスタジアムのピッチ上からの景観、裏面には同商店街のキャラクターほうすけと同チームマスコットキャラクターのファジ丸をデザインした。
同サークルはプロスポーツチームと共に街の活性化に取り組む。岡山大学の学生15人からなる。サッカーやバレーボールなどプロのチームについて市民に興味を持ってもらう企画を検討し、スポーツチーム、商店街、企業などと連携して実践できるよう提案している。
板谷さんは「奉還町商店街をメインにスポーツを通じて町を盛り上げる活動をさらに発展させていきたい。継続性のある企画や取り組みに今後もチャレンジしたい」と意気込む。山本雄太さんは「街でファジアーノの掲示がもっと増え、ファジアーノの存在が当たり前になってほしい。100年後にもプロスポーツチームと街が発展し続けているよう、活動を支えていきたい」とも。
ファジアーノ岡山は次節3月25日、シティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)でヴァンフォーレ甲府と対戦する。