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岡山にビストロ「ターブル・ハラダ」-フランスの地方料理気軽に

店主・原田尚さん(31)と奥さま・君帆(きみほ)さん(31)

店主・原田尚さん(31)と奥さま・君帆(きみほ)さん(31)

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 岡山市北区石関町に7月3日、フレンチビストロ「TABLE HARADA(ターブル・ハラダ)」(石関町5、TEL 086-207-2355)がオープンした。

ターブル・ハラダ内観

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 旅と料理好きの店主、原田尚さん(31)がフランスのさまざまな地域を旅した中で出合った、土地ごとの特色ある料理に影響を受け、フランスの地方料理を気軽に楽しめる店として開業。料理のほかワインやビール、店内で流すBGMも全てフランスにこだわる。

 学生のころに飲食店の厨房(ちゅうぼう)でアルバイトをしながら「いずれは店を持ちたいと思っていた」という原田さん、就職後は違う業種で働きながらも、東京や大阪などの人気店や気になる店へ食べに行き、独学でコツコツとメニュー開発をしてきた。店は「条件の良い物件が見つかれば」と探し始め1年ほどで見つかり、そこから本格的に動き出したという。原田さんは「フランスの地方料理は、認知度は低いが気軽に食べられるものばかり。国境近くは隣国の影響を受けた料理が多いのが面白い。ドイツに近いアルザス地方はビールの生産も盛んで、同じアルザスの料理『シュークルート』とよく合う」と語る。

 メニューは、「シュークルート」(1,380円)、ワインの産地でもあるブルゴーニュ風の「仔羊の赤ワイン煮込み」(1,480円)、唐辛子の産地でスペイン寄りバスク地方の「ピペラード生ハム添え」(850円)はちょっとピリ辛なのが特徴でバスク産の生ハムを添えて提供。南仏のリゾート地「ニース風サラダ」(850円)は自家製のツナを使っている。中でも「おすすめ」の「パテ・ド・カンパーニュ」(850円)は、しっとりとした食感を生かすために白レバーの割合を多めにしているが臭みがなく、レバーが苦手な人にも「食べやすい」と喜ばれているという。

 すでにリピーターもおり、家族連れや、近くのホテル宿泊客が1人でふらりと立ち寄り、他の客と仲良くなって一緒に飲むようなアットホームな雰囲気が出来上がっているという。原田さんは「どのメニューも2人くらいでシェアできる量なので分け合って楽しんでほしい。料理を食べながら旅するような気分も味わっていただけたら」と笑顔で話す。

 店舗面積は10坪、座席数14席。予算に応じて少人数(10人程度~)での貸し切りにも対応。営業時間は17時30分~23時(ラストオーダー)。月曜定休。

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