岡山後楽園(岡山市北区後楽園1、TEL 086-272-1148)で、夜の園内を神秘的な光で彩る「夏季夜間特別開園 幻想庭園」が、8月2日~18日に行われる。
2000年の「後楽園300年祭」から始まった行事で今年で14回目を迎える。昨年は一番多い日で18時以降の来場者が6039人を記録。岡山の夏の風物詩として定着している。今回新たな「みどころ」は、正門から入ってすぐの芝生に青色のLEDライトの涼しげな風景の広がるウェルカムエリアや、「五十三次腰掛茶屋」近くには記念撮影スポットとして、園内から見える岡山城へ渡って行けそうなイメージの「ブルーブリッジ」を設置するという。
期間中、鶴鳴(かくめい)館では琴、香道、日本舞踊、茶道など日本の伝統文化を学ぶ「和の学校」や、講師を招いて「岡山後楽園とちらし寿司」、「夏休み自由研究 親子れきし探求教室」などの「歴史教室」を、普段公開をしていない能舞台で「幻想能舞台」を行うほか、園内各所で「星空観望会」や、キャンドルナイトなども行う(各スケジュールはホームページに、別途、事前申し込み・参加料必要なものあり)。
毎週金曜は「ゆかたDay」として、浴衣や和装(甚平なども可)であれば、17時以降の入園が無料に、浴衣や帯、小物などを持参すれば無料着付けも行う(17時30分~20時。後楽園事務所横の県立博物館講堂で)。
連日行われる「庭園ビアガーデン」では世界のビールが味わえる「ワールドビールフェスティバルin岡山後楽園」も同時開催され、今年はフードも、各種弁当のほかピザやパスタ、フレッシュジュースやフルーツパフェなども充実させ、大人から子どもまで楽しめる内容になるという。
ほかには、岡山出身のミュージシャンらによる「アーティストステージ」で、10日は「dorlis(ドーリス)」、13日は「かのんぷ」、17日は「まきちゃんぐ」によるライブや、RSKラジオ、FM岡山の公開収録なども行われる。
広報スタッフの坂本美香さんは「配置されたライトは夜だけでなく日中の景観も考えたつくりになっている。同園は3日に旭川河川敷で行われる『納涼花火大会』を岡山城越しに見ることができるベストポジション。ぜひこの期間中だけの幻想的な風景を見に来てください」と語る。
点灯時間は19時30分~21時30分。入園料は、大人400円、小人(5~14歳)140円、シニア(65歳以上)140円。13日~15日は臨時バスが、21時35分後楽園前発の岡山駅行き(直行)を運行。