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岡山・津山の旧銀行跡に複合ゲストハウス カフェやコワーキングも

「INN-SECT(インセクト)」を運営するレプタイルの武川和憲さん、丸尾宜史さん、白石七重さん(左から)

「INN-SECT(インセクト)」を運営するレプタイルの武川和憲さん、丸尾宜史さん、白石七重さん(左から)

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 ゲストハウスやカフェなどの複合施設「INN-SECT(インセクト)」(津山市二階町)が12月16日、オープンする。ゲストハウスは2020年1月9日開業。

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 津山信用金庫旧中央支店の建物を、1階をカフェ・バー、2階を宿泊ゲストハウス、3階をコワーキング・シェアオフィスに改装する。同店は2017(平成29)年に本店と統合され使われていなかった。運営するレプタイル(津山市田町)は、ウェブ制作やクラウドファンディングサイト、創業スクール、小学生対象のプログラミングスクール、求人情報メディアの運営を行う。

 同社の武川和憲さんは約2年前に入社。前職は、システムエンジニアとしてプロジェクトごとに全国、住む場所を変え暮らしていた。自身の経験から、知らない町に行った時に泊まるゲストハウスが、人や情報を繋いでくれる入り口となることに気付き、地元津山にもゲストハウスを作りたいと思ったという。

 社長の丸尾宜史さんは「旅人だけでなく地域の人も集えて新しいことを相談できるカフェやバー、創業を支援できるインキュベーションやオフィスとして使える場所を兼ね備えることで、家や学校、職場とは違うサードプレイスを作ることにした。地域でもっと楽しく過ごせる場所を作ること、またここで始まる新たな事業が、空き店舗のある商店街を活性化することを期待している」と話す。

 1階のカフェ・バーでは、フォーやシンガポールチキンライスなどエスニックランチを提供するほか、津山藩医の蘭学者・宇田川榕菴(ようあん)が「珈琲」という漢字を考案したことから名付けられた「榕菴珈琲」(650円)とインセクトブレンド(500円)を用意している。

 2階のゲストハウスは、2段ベッドのドミトリー(1泊2,800円)、扉付きのシングルベッドのキャビン(1泊3,800円)、プライベートルーム(4人用1泊12,000円)の3種あり、全部で18床。チェックインは16時、チェックアウトは10時。

 3階は、シェアオフィス(個室・月額3万円)を4部屋とコーワキングスペースを設ける。コワーキングはドロップインで2時間500円、ワンドリンク制としている。

 同社が運営するクラウドファンディングサイト「FAAVO岡山」に、60本目の企画で初めて自らが参加したという。資金調達ではなく、全て前売りチケットで、訪れる人、関わる人など仲間を増やすことを目的としている。12月15日まで。

 営業時間は9時~22時。

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