ベーグル専門店「Bagel craf+(ベーグルクラフト)」(里庄町)が1月22日、岡山・里庄町にオープンした。
店主の河田宏弥(ひろみ)さんは、食べること・料理することが好きでパン作りもよくしていたという。「初めて食べたベーグルがおいしいと思えず好きではなかった。1年ほど前に友人とベーグルを作り、衝撃的においしかった。今では生地を触っている時間が楽しい」と話す。
深夜0時から生地をこね始め、おおよそ9時間をかけて準備する。「プレーン」(180円)、「セサミ」(230円)、「玄米コーヒー」(250円)、シイタケ・タマネギ・ニンジンを刻み、塩のみで重ね煮して生地に練り込んだ「しいたまにんじん」(270円)などの定番商品と、季節の野菜・果物を使った「ごろっとおさつ林檎」(250円)、ササゲから餡(あん)を手作りした「あんバター」(350円)などの日替わり商品を合わせて10種以上を用意している。
当初はウェブ販売やイベント出店を想定し、工房を借りるつもりだった。パン店跡の建物を借りられたことから、直接販売する同店をオープン。「かめばかむほど小麦の味がして、むぎゅっとした食感のベーグルを、多くの人に知ってほしいと思いスタートし、今ではお越しいただくお客さまに直接伝えることができることは、とてもやりがいにつながる」とも。
ニンジン、リンゴ、長芋、米と「楽健寺天然酵母」を元種に自家製天然酵母を作り、パン生地を作る。国産小麦を使い、材料は無添加のものを使用。河田さんは「出身地でもある笠岡諸島・北木島の知人が作ったゴマを使っている。ササゲなどの材料はできるだけ身近で、顔が見える人から仕入れる。添加物が気になる人にも来てほしい」と話す。
営業時間は11時~16時。水曜・土曜のみ営業。