ネクタイブランド「SHAKUNONÉ(シャクノネ)」(津山市)は現在、紳士服チェーン「THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)」約60店でコラボネクタイを販売している。
同ブランドは、笏本縫製(津山市)が2015(平成27)年の専務・笏本(しゃくもと)達宏さんが立ち上げた。同社は笏本さんの祖母が1968(昭和43)年に縫製工場として創業。美容師として働いていた笏本さんは、有名ブランドのネクタイ製造をしてきた技術力を生かし商品開発を始めた。
コラボ企画は、同チェーンの20周年記念に合わせて展開。ブランドを立ち上げた頃、同チェーンの担当者は、工場の見学に訪れ機会を伺っていたという。
ラインアップは全て単色の全15種類。生地は、西陣織りを使い、オリジナル縫製「スエヒロ」で作り上げる。ネクタイの裏側を左右対象に裏地を大きく見せる縫製方法で、手作業で行うため約1.5倍の作業時間がかかる。笏本さんは「単色のシンプルなネクタイは、着ける人の魅力を引き出す。裏地にもさりげないおしゃれを演出している。手に取ってもらえる機会が増え、国産ネクタイブランドとして挑戦していきたい」と話す。
価格は4,800円。