岡山出身のきょうだいバンド「TORAUMA(トラウマ)」が4月7日、星野源さんの「うちで踊ろう」のコラボ動画をユーチューブに投稿した。
同バンドは、ドラムをたたく高校1年生のウマルさんとテナーサックスを吹く中学2年生のトラジさん。小学校の金管バンドに参加したことから、ウマルさんは小学3年生から、トラジさんは小学校6年生からトランペットを始めた。トラジさんはその後、アルトサックス、テナーサックスを演奏するようになる。
2017(平成29)年、ブラジルのバンド「Sax in the Beats」の地下鉄メトロ内での演奏を見て、ウマルさんは白いウマ、トラジさんは白いトラのマスクをかぶって演奏することを始めた。
4月3日にシンガー・ソングライターの星野源さんがインスタグラムに楽曲「うちで踊ろう」をアップ。「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」(原文ママ)とコメントを入れているところを母親が発見した。母親が大の星野源ファンだったことから、すぐにコラボ動画を制作したという。
ウマルさんは「新型コロナウイルスの感染拡大が起こらなければ、クラウドファンディングに挑戦して、Sax in the Beatsとセッションするためにブラジルに行くつもりだった。今はできないけど、演奏する姿を投稿することで、家で自粛生活をしている多くの人を元気付けたい」と話す。
2人は現在、インディーズバンドで約15年のギター経験がある父親が自宅地下に作ったスタジオで練習しているという。「ライブ活動のできないこの時期に、オリジナル曲のレコーディングをしたい。今後は企業などとコラボして、岡山を元気にしたい」と話す。