オハヨー乳業(岡山市中区神下)が4月30日、新型コロナウイルス感染拡大予防で外出時自粛が続く現在、「春のイチゴ狩りの気分を自宅で楽しんでほしい」とSNSを使ったキャンペーンを始めた。
同社のインスタグラムをフォローしキャンペーン画像にコメントすると、抽選で100人に「ぜいたく果実まるごといちご&ヨーグルト」12個と「いちごスプーン」2本が当たる内容。
イチゴは熱に弱く、これまではジャムとしてヨーグルトに入れていたものが多かったが、同商品では収穫したイチゴを急速冷凍し、食感や風味をなるべく残し粒のまま入れているという。
賞品の「いちごスプーン」は、1918(大正7)年創業の山崎金属工業(新潟県燕市)が製造している。スプーンのくぼみ部分に、イチゴの模様が入った盛り上がりがある。1960(昭和35)年頃っから作られ、当時、甘くなく酸っぱいイチゴが多かったことから、スプーンで潰し砂糖やミルクをかけて食べていた。
同社担当の野崎雅徳さんは「イチゴの果肉が、容量の4分の1を占めている。ヨーグルトは、朝食べる人が多いことから、生乳を使いなるべく濃くないものを使っている。スプーンは年齢や地域によって、懐かしいと感じる人、知らない人もいるかもしれない。そのまま食べる、少し潰して食べるなど楽しんでもらいたい。ヨーグルト専用スプーンの開発を試みたことがあり、スプーンを変えることで楽しみ方が増えるのではと企画した」と話す。
岡山県内の学校給食に牛乳を提供をしている同社では、搾乳を止めずやりくりをしているという。「自宅で過ごす時間、デザートを食べることで、少しでもぜいたくな気持ちを味わってほしい。コメントは、商品を食べた感想、自宅にいてやっていることなど何でも構わない」とも。
キャンペーンは5月10日まで。