リリース発行企業:岡山トヨペット株式会社
岡山トヨペット株式会社(本社:岡山県岡山市、取締役社長:末長一範)は、春の全国交通安全運動期間に合わせて、同社が取り組んでいる交通事故ZEROプロジェクトの第12弾として、2025年4月7日(月)よりPR動画『cap & bear』を公開、また同日よりTVCMを放送開始いたします。
PR動画 『cap & bear』
<YouTube URL> https://youtu.be/GQ2sy71IHA8
<特設サイトURL> https://www.oktp.jp/capandbear/
岡山トヨペットは、2016年より交通事故ZEROプロジェクトをスタートし、PR動画をはじめとする交通安全啓発活動に取り組んでいます。第12弾となる今回のPR動画のテーマは、「魔の7歳」です。警察庁が今年3月27日に発表した資料によると、2020年から2024年で、歩行中の交通事故死傷者数が最も多い年齢は7歳でした*?。
7歳は小学校に入学し、一人で行動する機会が増えることで交通事故のリスクが急激に高まる時期です。交通ルールを理解していても、大人の予測を超えた行動をとることが少なくありません。信号が青になる前に飛び出したり、視界が遮られた場所から急に道路に出たりすることがあります。さらに、子どもの視野は大人の約3分の2ほどしかなく、周囲の状況を把握しづらいことも事故につながる要因のひとつです。身長が低いためドライバーから見えにくいことも危険性を高めています。また、男児の交通事故死傷者数は女児の約2倍にのぼります*?。外遊びの機会が多く、好奇心旺盛で注意力が散漫になりやすいことが影響していると考えられています。事故を防ぐには子ども自身の意識づけだけでなく、大人の見守りや周囲の環境整備も欠かせません。
こうした背景から、7歳は歩行中の交通事故リスクが最も高い年齢であり「魔の7歳」と呼ばれています。本動画は、小学校の入学式が行われるこの時期に合わせ、新一年生の保護者への啓発の意味も込めて制作されました。
本動画では、モノクロとカラーの対比を通じて、子どもを交通事故から守るための工夫や意識の重要性を表現しています。新しい環境での生活が始まるこの時期だからこそ、多くの方にご覧いただきたいと考えています。
*? 出典:警察庁「令和7年春の全国交通安全運動の実施について」より| https://www.npa.go.jp/news/release/2025/R7harunoundou_koutuujikobunseki.pdf
*? 出典:交通事故総合分析センター「ITARDA INFORMATION 交通事故分析レポート No.116」より|https://www.itarda.or.jp/contents/151/info116.pdf
PR動画『cap & bear』ストーリー
小学一年生の男の子が、家の玄関で登校準備をする姿がモノクロで映し出されます。被っていたニット帽をお母さんが脱がせ、代わりにキャップを被せます。さらにクマのぬいぐるみのキーホルダーをランドセルにつけてもらっています。男の子はお母さんに抱きしめられると笑顔になり、元気よく外へ走り出していきます。
授業が終わって下校中、友達と別れ、一人で棒切れを振りながら歩いている男の子。野良猫を見つけて「待てー!」と追いかけ、そのまま左右も見ずに道路へ飛び出してしまいます。
一方、見通しのいい道路を男性ドライバーが車を運転しながら進んでいきます。そこへ突然、男の子が飛び出そうとし、あわや事故に!その瞬間、キャップとクマのぬいぐるみだけが黄色く色づきます。ドライバーの視界にその色が入り、ブレーキを踏みます。間一髪で事故は回避されましたが、男の子は気づかず猫を追い続け、ドライバーはその姿を見つめます。
「ただいま」と家に辿り着いた男の子をお母さんが抱きしめます。笑顔で家の奥へ入っていく親子の姿を見送りながら、玄関にはグレーのニット帽と黄色いキャップが静かに並んでいます。
歩行中の交通事故死傷者数で最も多いのは7歳
2020年から2024年の5年間において歩行中の交通事故死傷者数が最も多い年齢は7歳で、その合計は3,436人でした*?。こうした背景から、7歳は「魔の7歳」と呼ばれ、歩行中の事故リスクが最も高い年齢とされています。事故を防ぐためには、子ども自身の交通安全意識を高めるだけでなく、親や周囲の大人が積極的に見守り、安全対策を講じることが重要です。
*? 出典:警察庁「令和7年春の全国交通安全運動の実施について」より| https://www.npa.go.jp/news/release/2025/R7harunoundou_koutuujikobunseki.pdf グラフは本データをもとに当社が作成。
9割超の人が「魔の7歳」を知らない!
全国の18歳以上の男女300人に調査したところ、「歩行中の交通事故死傷者数で最も多いのは7歳」であることを知っていた人はわずか6.3%で、9割超は「魔の7歳」の事実を知らないことがわかりました。さらに小学生の子どもを持つ親300人に調査したところ、「魔の7歳」を知っていた人は49.3%で、小学生の親であっても半数以上がその事実を知らないことが判明しています。
【調査期間:2025年2月26日|調査方法:インターネット調査|調査機関:自社調査】
なぜ、7歳が事故に遭いやすいのか?
・7歳は一人歩きの機会が増える
7歳はちょうど小学校1年生。登下校や放課後のお友だちとの遊びなど、これまで親と一緒だった行動範囲が広がり一人歩きする機会が多くなります。
・子どもの視野は大人の3分の2
大人の視野は左右150°、上下120°ですが、子どもの視野は左右90°、上下70°と約3分の2しかありません。大人であれば視界にうつる自動車も、子どもの場合は視野に入っていないことがあります。さらに子どもの特性として大人よりも好奇心旺盛で注意力散漫です。自分の興味のある面白いものを見つけると、それしか目に入らないことも視野を狭くすることに繋がっているかもしれません。
「魔の7歳」交通事故から子どもを守るためにできること
・交通ルールは何度も繰り返し伝える
信号機の見方、横断歩道の渡り方、道路の歩き方など交通ルールを繰り返し具体的に言い聞かせましょう。 なぜ危ないのか、どう行動するべきかを子どもでも理解しやすい言葉で説明しましょう。
・親子で通学路をチェックしよう
入学前や新学期の初めに、子どもと一緒に通学路を歩き、安全ポイントを確認しながら登下校の練習をしてみましょう。また危険な箇所(横断歩道や曲がり角など)を具体的に伝えましょう。
・夜の外出は手をつなぎ、反射材を
夜間の外出時は保護者と手をつないで歩き、ひとり歩きは避けましょう。また、車のライトで光る反射材を服やカバンなどに取り付け、ドライバーからの視認性を高めましょう。
・目立つ色の服や小物を身につける
黒や紺など暗い色は避けて、ドライバーが気付きやすい白や黄色などの明るい色の服を着用させましょう。帽子、ランドセルカバーやキーホルダーなど小物でも目立つ色を選びましょう。
PR動画『cap & bear』制作の背景
僕自身、歩行中の交通事故死傷者数がいちばん多い年齢が7歳だとは知りませんでした。そのことについては、入学時の小学校や交通安全教室などで親子に対し取り組みがなされているのに、どうしても小学校に上がったばかりの、特に男児が多いという傾向が変わらない事実。この事実に対してどんな啓発ができるかを考えた時、その対策を子ども自身に求めることも大事だけれども、やはり大人がこの事実を知り、大人が関与できる範疇の対策を取るべきだと思いました。なぜなら、自分の経験も含め7歳の、特に男児の好奇心は中々止められないから。ドライバーに気づかれやすい格好をすること。このことの大切さに自然と皆さんが気づいてくれるような映像表現を目指しました。
(POPSクリエイティブディレクター 田中淳一)
PR動画『cap & bear』概要
■WEB動画概要
タイトル :交通事故ZEROプロジェクト第12弾『cap & bear』
公開日 :2025年4月7日(月)
動画URL :
https://youtu.be/GQ2sy71IHA8 (120秒)
https://youtu.be/V9YIFw9YgDo (15秒)
■TVCM概要
タイトル :『cap & bear』
放送開始 :2025年4月7日(月)
放送エリア :岡山県・香川県
■ストーリーボード(120秒)
キャスト&スタッフリスト
第一エージェンシー + POPS + ルート・アンド・アソシエイツ + CAMOFLAGE + ギークピクチュアズ
AE:武本 浩輝(第一エージェンシー)、殿下 拓海(第一エージェンシー)
CD & PL & CW:田中 淳一(POPS)、PL:角谷 耀、中田 早紀、寺島 沙彩香(ギークピクチュアズ)、Com-PL:岡井 彩夏(第一エージェンシー)
AD:和田 吉弘(ルート・アンド・アソシエイツ)、D:神田 千尋、西村 勇人(ルート・アンド・アソシエイツ)、レタッチャー:石井 浩二(ルート・アンド・アソシエイツ)
CRP:田中 仁(POPS)、山科 考穂(CAMOFLAGE)
P:川村 貴士(ギークピクチュアズ)、PM:原田 陽平、羽田野葵、眞鍋 浩輝(ギークピクチュアズ)
Dir & PL & オフラインエディター:大江 海 (ギークピクチュアズ)
Cam:松尾 真哉(フリーランス)、L:森下 善之(みこし)、録音 & Mix:秋山 翔太(RAY)
STY:佐藤 里奈(フリーランス)、 HM:要海 奈々(フリーランス)、Cas:茂木 ちか(フリーランス)
オンラインエディター:相内 渉(RAY)、Music:近谷 直之(フリーランス)
CAST:湯本 晴、ねづ ちえり、増田 雄二、フォトグラファー:桑島 智輝(QWAGATA)
交通事故ZEROプロジェクトについて
岡山トヨペットが「この街をもっと。」をブランドメッセージとして掲げ、安心・安全な街づくりの一環として取り組んでいるこの交通事故ZEROプロジェクトは、今回で第12弾となります。これまで公開した交通安全啓発のPR動画はすべて数十万回以上再生されています。また、2021年に公開した第8弾の『Road to Ninja ~ 一億総忍者の国 ~』は「第59回 JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」にて「メダリスト(トップ10)」入賞を果たし、2022年に公開した第9弾の『止まろう岡山』は「映文連アワード2022」にて「部門優秀賞(コーポレート・コミュニケーション部門)」を受賞、さらに2023年に公開した第10弾の『横断歩道の恋?』は、「第61回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」にて「JAA広告賞 テレビ広告部門グランプリ」を受賞、また「Spikes Asia 2024」にてショートリストに入賞。そして昨年2024年に公開した第11弾の『ユレルオトコ』は、「ADFEST 2025」にてファイナリストに入賞、「JAA広告賞 フィルム広告部門」でメダリストに選出、第10弾のグランプリに続き2年連続の受賞となるなど、毎年動画を中心としたプロモーションが話題となっています。
交通安全教室の開催
岡山トヨペットは、2014年9月から開始して以来、172回(2025年4月7日現在)交通安全教室を行っています。交通安全教室では園児に紙芝居を用いて交通安全について楽しく分かりやすく伝えています。その後、紙芝居で学んだことを復習するためのクイズや、横断歩道を渡る練習、さらに岡山トヨペットキャラクター・くまるの「交通安全ダンス」を園児と一緒に踊るなど、小さい頃から交通安全に対する知識が身につくよう学んでいただいております。
また新たな取り組みとして、交通安全教室で園児に配布している資料に加えて、保護者向けの啓発リーフレットも配布します。あわせて、グループ社員2,500名にも同様の資料を配布し、大人ができる交通安全のサポートについても意識啓発を進めてまいります。
さらに、これまで交通安全教室でのみ実施していた紙芝居の内容を動画化し、声優・中尾隆聖さんによるナレーション付きで視聴できるようにしました。2025年4月7日より、交通事故ZEROプロジェクト第12弾『cap & bear』特設サイトにて公開しています。
交通安全教室の様子
岡山トヨペットについて
岡山トヨペットは、トヨタ車・ダイハツ車・レクサス車の新車販売に加え、中古車販売・車の整備及び部品の販売、車検などの自動車に関連する業務全般を行なっています。
自動車を販売する会社の責任(CSR活動)として、「この街をもっと。」のブランドメッセージのもと、交通事故ZEROプロジェクト、くまるの交通安全教室、モータースポーツ振興、スポーツ、文化を通して地域を盛り上げる活動など、すべてのステークホルダーを重視した事業活動も行なっています。
今回の「魔の7歳」の啓発はもちろん、これからもモビリティディーラーとして、人の移動に関する様々な事業、事象へ関わっていきたいと思っています。
<岡山トヨペット株式会社公式サイトURL>
https://www.oktp.jp/