四国電力株式会社(以下、四国電力)および今治造船株式会社(以下、今治造船)は、両社共通の出資先である株式会社パワーエックス(以下、パワーエックス)が製造する定置用蓄電システムを今治造船西条工場東ひうち事業部の敷地内に設置し、「オンサイト蓄電池事業」を実施することといたしました。
国内では、2050年カーボンニュートラル実現に向け、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の最大限の導入・活用が進められておりますが、再エネの発電量は、天候に大きく左右されることから、出力変動に対応するための調整力の確保が課題となっております。
本事業では、蓄電池の利活用により充放電を最適制御する蓄電システムを運用し、電力需給の安定化と再エネの最大限の活用に取り組んでまいります。また、蓄電した電気を有効活用し、工場の最大需要電力を抑制(ピークカット)することで、電気料金の削減にも繋げてまいります。
3社は、引き続き緊密に連携しながら、「オンサイト蓄電池事業」に関するノウハウの確立を目指すとともに、電力需給の安定化と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
事業概要
※ 経済産業省の補助事業「令和6年度補正 業務産業用蓄電システム導入支援事業」に採択
蓄電システムの設置イメージ