
■150年の歩み
1876年、トンボは岡山県玉野市八浜にて足袋製造業「三宅商店」として産声を上げました。明治41年に経営を引き継いだ初代社長三宅保正が全国に販路をひろげ、今日の事業基盤を築きました。
さらに時代の洋装化を見越して、昭和5年から詰襟学生服の製造・販売に着手し、現在学校制服、体育着をはじめ介護、メディカルウエアの企画製造販売を行っております。
■150周年アニバーサリータータン
創業150周年を記念し、スコットランドの老舗タータンメーカー、LOCHARRON(ロキャロン社)で 「The TOMBOW 150th Anniversary Tartan」を制作いたしました。


- ブルー :『コーポレートブルー』:誇り・尊敬
- ネイビー :『コンプライアンスの徹底』:信用・誠実
- ピンク :『ダイバーシティ経営』:多様性・感謝
- グリーン :『人と自然を大切にした価値ある製品づくり』:環境保全
- ホワイト :『ファーストコールカンパニーの実現』:全員経営

また、このAnniversary Tartan(アニバーサリータータン)を、2025年4月15日駐日英国大使館公邸で開催されたレセプションにて、150周年記念事業の一環として先行発表いたしました。
今後、このAnniversary Tartan(アニバーサリータータン)は、150周年記念事業における様々なアイテムに使用される予定です。
■トンボ学生服が振り返る制服の歴史
今では学生時代の象徴であり、次代を担う学生の学校生活を支えるためには欠かすことのできない存在となった制服は、これまでさまざま時代と共に移り変わってきました。
長年制服と共に歩んできたトンボがその歴史を振り返ります。


トンボが学生服を製造し始めたのは、1930年ごろからでした。足袋で培った技術を生かし、小学生用制服「アサヒトンボ学生服」の製造販売を開始しました。
発売当初の小学生用制服は、厚手の木綿生地を使用したものでした。戦時中の木綿の入手が困難だった時期には、霜降り状の生地の制服も製造していました。
これまでは、多くの学生服は家庭での洗濯ができない仕様でしたが、当時としては画期的な「家庭で洗濯が可能」な学生服を開発、発売を開始しました。

トンボは業界で先駆けて学校ごとの特?をブレザー制服で打ち出す「S.I(スクールアイデンティティ)」の考え方を提唱し学校へ提案を開始しました。
学校制服を機能性重視の物でなく、学校の理念や特徴を踏まえた「校風づくり」の一環として捉える新しい提案でした。
トンボが提唱した「S.I」の考え方や、当時流行していた「変形学生服」を防ぐために、ブレザー制服の導入ラッシュとなりました。

従来の詰襟・セーラーでは男女の差が大きく、多様性に配慮した制服を作成するために、男女共通型のジャケット、女子スラックス、ネクタイリボンの自由選択などを取り入れた「ジェンダーレス制服」の採用が増加しました。
このような移り変わりを経た制服は、現在ニットジャケットやハーフパンツ、パーカーなど、様々な選択肢があり、生徒自身で制服を選びコーディネイトできるようなものへと進化しています。


猛暑対策のための、ハーフパンツ制服や、合服としてパーカー制服などが登場。
様々なオプションアイテムが増え、多彩なコーディネイトの選択肢が増えました。
生徒が自分で考え、選び、コーディネイトすることができる制服に。

創業から150年。これまでトンボは流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ制服を考えてきました。制服の役割は、学ぶ場の雰囲気を整え、学ぶ気分をかもし出し、生徒である自覚を自他ともに促すことです。
今後、制服も時代や環境に合わせて変化していくと考えられます。わたしたちは、これからも学校制服を通じて未来のためにできることを考えていきます。
■会社概要

会社名: 株式会社トンボ
所在地:
・岡山本社: 岡山県岡山市北区厚生町二丁目 2 番 9 号
・東京本社: 東京都台東区柳橋二丁目 22 番 8 号
代表取締役社長: 藤原 竜也
創業: 1876 年
設立: 1924 年
URL:
https://www.tombow.gr.jp/
事業内容: スクールウエア、スポーツウエア、介護/メディカルウエアなどの企画/製造/販売を行うユニフォームの総合メーカー