岡山市北区問屋町に8月15日、フレンチトーストとコーヒーが人気の「cafe capri+Dining Bar(カフェカプリ プラス ダイニングバー)」(TEL086-259-0784)が移転オープンして1カ月が過ぎた。
南区万倍(まんばい)で2007年10月から約6年営業。3年ほど前から「2店舗目を持つか、移転をするか」で迷っていたところへ「縁がつながり」現在の地へ。ファッションブティックや遅くまで営業する個性的なカフェ、飲食店などが並ぶ問屋町で「やるなら夜のニーズにも応えなければ」と、店名に「Dining Bar」を付け加えたという。
店舗面積は39坪、座席数は53席で、前店の約2倍に増床。創業時からのコンセプトで「日常から完全に切り離された空間で、それぞれの時間をくつろいで過ごしていただく店」を継続させるため、内装を前店と同じデザイナーに依頼。一見ドアとは思えない食器棚のような入り口や、トイレにはバスタブが置かれるなど「驚き」の演出もされている。
メニューの主軸は「コーヒー」と「フレンチトースト」。オーダーを受けてから豆をひき、ハンドドリップで入れる「ホットコーヒー」(500円~)は15種類。濃さを3段階から指定でき、「ゆっくりしていってほしいから」と2~3杯分はあるポットで提供している。「アイスコーヒー」(同)も長時間の作り置きはせず、頃合いを見て作りたてを提供するよう心がけているという。創業時から変わらぬ作り方でレシピは企業秘密の「フレンチトースト」(300円~)は5種類あり、表面がカリッとして中がフワフワなのが特徴。「ここでしか食べられない味」と客の間で評判になり、人気が一人歩きする形で今では店の看板メニューとなっている。
14時30分(ラストオーダー)までは、サラダ・スープ付きの「ランチ」(1,200円)を4種類に、本日のスイーツとドリンクを付けた「ランチセット」(1,500円)も用意。14時以降はパスタ、カレー、ドリアや、前店から人気の「ロールパンケーキ」(550円~)、同店から加わったパティシエによる「本日のケーキプレート」(700円)も提供する。
代表の数野(かずの)洋一さん(44)は「食材も、国産小麦のパスタや、岡山産特定農家の米、岡山有機認定の生産者から仕入れた野菜をできる限り使用している。店の雰囲気とともに、こだわりを五感で感じてほしい」と語る。日中は1人で本を読む客や、夜はカップル、女子会、20人程度のパーティーなど利用客もさまざまで、今後はウエディングの2次会など40人~50人の貸し切りにも対応するという。
営業時間は11時30分~23時30分(ラストオーダー)。駐車場4台(17時以降は階下の店と共有)。ランチ時禁煙、15時以降エリア分煙。