サッカーJ2「ファジアーノ岡山」が8月2日、シティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)で第9節「FC琉球」戦を行った。
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛解除後、ホームでの有観客試合は4回目。今回は、スタジアムの外で飲食を提供するファジフーズの販売を再開した。約2000人のファン・サポーターが観戦した。同日、アビスパ福岡と大宮アルディージャの試合は、選手の一人が新型コロナウイルスに感染の可能性から中止となった。
前節はホームで京都サンガF.C.に引き分け、17位としていた。この日の試合で、2012(平成26)年に大卒でファジアーの岡山に入団した関戸健二選手が、200試合出場を達成した。近年、FC琉球から、増谷幸祐選手、徳元悠平選手、上門知樹選手の3選手が移籍しており、互いに負けられない試合となった。
この日の試合は、前半16分、清水慎太郎選手からのスルーパスを受け、ペナルティエリア内から山本大貴選手がシュートを放つ。ボールは、FC琉球のゴールキーパー・ダニー カルバハルに弾かれるが、こぼれ球を三村真選手が押し込み、先制点を奪う。
後半14分、FC琉球は上里一将選手がフリーキックを決め同点に。後半39分、FC琉球の田中恵太選手のロングシュートをキーパーのポープ ウィリアムはパンチングで弾いたボールを阿部拓馬選手がゴールし、逆転する。結果1-2で敗北した。終始ボールを支配したFC琉球が、今シーズン初勝利。ファジアーノ岡山は、シュートはわずか4本。通算2勝3分け4敗で17位とした。
ファジアーノ岡山広報担当者の森井悠さんは「ファジフーズの再開によりスタジアム場外に活気が少し戻ってきた。試合だけでなく楽しんでもらえる環境づくりを、安全に行える範囲で、少しずつ企画する。最大4000人が入場していただける準備をしている。試合再開後、ホームゲームで勝っていないので、ホームゲーム3連戦の最後は、勝利で締めくくりたい」と話す。
次節は8月8日、シティライトスタジアムで8位の水戸ホーリーホックと戦う。