岡山出身の藤田曜子さんが著者の一人として執筆した書籍「基礎から学ぶノーコード開発」が3月17日、発売される。
同書は、ノーコード専門のオンラインサロン「NoCodeCamp」を主催する、NoCode Ninjaこと森岡修一さんと宮崎翼さんによるNoCodeの解説、3つのツール紹介、座談会を収録している。
ノーコードは、プラットフォームツールを使うことによって、プログラミングをすることなくウェブサイトやアプリを作成すること。同書では、藤田さんが「Glide」を使って「避難所MAPアプリ」を作成、林駿甫さんが「Adalo」を使って写真投稿アプリを作成、中田圭太郎さんが「Bubble」を使ってSNSアプリを作成する。
藤田さんは、県内で5歳から12歳までの茶道教室を開いている。ノーコードに出合ってからは、道具一覧や稽古日記など、自分のアイデアをアプリにすることができるようになったという。
「同書で作成している避難所MAPアプリでは、トイレの場所、炊き出しの種類、届けてほしい物資など、書き込みができるようになっている。これまで同じようなアプリを作ろうとすると、数カ月もかかっていたが、約30分で作れる」と話す。
「アイデアがあってもエンジニアがいなくて諦めた人、文系でプログラミングの知識がなかった人にはノーコードがお薦め。プログラミングをできるエンジニアは視野が広がり、これまで触ったことがない人は気軽に始められることが特長」とも。
A5判、296ページ。価格は3,533円。