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岡山・美星町の「星の里たまご」販売店 朝取れ卵とプリン・茶わん蒸しなど

阪本鶏卵の阪本晃好さん

阪本鶏卵の阪本晃好さん

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 阪本鶏卵「美星町販売所」(井原市美星町星田)が4月22日、オープンした。

阪本鶏卵の朝取れ卵

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 同社は1966(昭和41)年に創業し、鶏卵を仕入れ卵焼きや卵豆腐などの製造を行い、2011(平成23)年に使われなくなった養鶏場を借り養鶏業を始めた。生まれて120日以後の約8万羽のニワトリから毎日7万個以上の卵が生まれる。同店では、美星町で生まれた「星の里たまご」として販売する。

 餌にはトウモロコシや大豆などのベースに米ぬか・おから・昆布・かつお節に発酵菌を加え3日置いたものを加えて作る。1日につき約8トンの餌を自社で作っている。このほかに敷地内に掘った井戸から湧いたアルカリ天然水を与えている。

 社長の阪本晃好さんは「高さ380メートルの風通しの良い高原にあり、夏の暑さをしのげる。卸業を長く営んできたことから、多くの養鶏場を見てきた。良い環境の中で、よく食べて元気に育てている」と言う。店では生みたての卵を提供していることから「新鮮な卵で作ったゆで卵はむきづらい。できれば卵がけご飯など、新鮮だからこその味わいを楽しんでほしい」と話す。

 店内では、卵の割れチェック、50度のお湯でのブラシ洗い、大きさの選別までを行う機械の様子を見ることができる。9時にスタートして、1日で約1000個を同装置で洗浄する。「朝どれ卵・中玉10個パック」(420円)のほか、洗浄されたSから3Lまでの好きなサイズの卵10個を詰める「卵詰め体験」(500円)もできる。

 加工品として、だし巻き(250円)、茶わん蒸し(エビ・カニ・マツタケ)(150円)、美星町のシイタケを使った茶わん蒸し(200円)、厚焼き卵(250円)、スイーツブランド「IL PATATA(イルパタタ)」(美星町)とコラボしたプリン(370円)、煎餅店「鈴木屋」(岡山市北区神田町1)とコラボしたたまご煎餅(300円)のほか、親鶏のキーマカレー(450円)、親鶏ビビンバ(380円)なども販売する。

 「養鶏業を始めて約10年、やっと地域の人たちにも喜んでもらえるようになった。オープン時には桜の記念樹を贈ってもらいうれしくなった。もっと美星町を盛り上げるため、尽力したい」とも。

 営業時間は9時~16時。日曜・火曜定休。

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